2008年4月8日火曜日

鳥インフルエンザ克服のための方針は実行されていない


鳥インフルエンザ、またはH5N1ウィルスの感染拡大克服のための、政府の各種の方針は、運用レベルでは実行されていない。結果、患者の死亡が続いている。それどころか、インドネシアは、世界で鳥インフルエンザ患者が最も多い、第一位の座になってしまっている。少なくとも、107人が死亡している。

中国とベトナムの2国は、鳥インフルエンザの伝染は、より以前の2003年に起きているが、現在は比較的に、このウィルスを抑えている。感染者数と死者数はインドネシアを下回っている。

一方、インドネシアでは、感染者数と死者数は増加し続けている。この一週間でも西スマトラ州パダン、西ジャワ州デポックと中部ジャワ州トゥガルでの新しいケースが発生している。

「いくつかの政府の方針が真剣に取組まれていない。」とは、国家鳥インフルエンザ対策、インフルエンザパンデミック準備委員会(Komnas FBPI)の専門委員の一人である、Mangku Sitepuの言葉である。

例を挙げれば、ジャカルタ特別州政府は、知事令2007年5号、家禽類管理についての政令を発令している。この政令は、住居地区での家禽類の飼育を禁止し、観賞用鳥類の証明を義務付けるものである。同様に飼育所、家禽類の屠殺場所を移動し、他の地域からの観賞用鳥類の流通経路を規制を義務付けるものである。

しかしながら、4月6日日曜日時点で、この方針は徹底されていない。まだ多くの家禽類が居住地区をうろうろしており、いまだに、人口の多い居住地区でも、家禽類の屠殺業者が横行している。地区職員と畜産局による摘発も継続的に実施されていない。

例えば、東ジャカルタのRawa Kepitingでの飼育所と屠殺所の移設の予定も、いまだに実施されていない。

ジャカルタ特別州知事のFauzi Bowoは、知事令の委任に応じて、すべての飼育所と屠殺所の移設は、2010年までには完了するであろうと推測している。新しい、受け入れ地での建設の問題の他に、住民への説明が問題になっている。

真剣さが足りない

Mangku Sitemuは、鳥インフルエンザ感染ケースの蔓延は、政府が、感染源である家禽類での感染克服に集中してこなかったことが原因である、と明らかにしている。このことは、家禽類の間の感染の予防が適切でなく、家禽類販売の流通経路の監視が弱いことに見られる。

Konas FBPIニュースの責任者Bayu Krisnamurhtiは、いくつかの場所での鳥インフルエンザケースが再び拡大していることが警戒されなければならない。「ここ数年の状況を見ると、1年間の鳥インフルエンザケースの増加の循環はだいだい同様である。1月から3月にかけ増加し、4月に減少し始める」と語った。

これまでのところ、鳥インフルエンザ抑制は、鳥インフルエンザに関する知識が限られていることで、妨げられている。特に、ウィルスの性質、家禽類の間の伝染モデル、そして鳥インフルエンザに一人の人間が感染する原因の要因である。「農業省も、家禽類にどのワクチンが一番効くのか、いまだ探している。」

まだ処分されていない

デポック市からは、デポック市長Nur Mahmudi Ismailが、鳥インフルエンザ感染疑いで土曜日の夜に死亡した、Mulyantiの自宅周辺の家禽類の処分をまだ決定していないと報告されている。この処置は、Sulianti Saroso病院の、月曜日に予定されている、最終検査の結果が出てから、検討されることになっている。

「我々は、第三者の検査の結果がわかる、明日月曜日まで待っている。」とNur Mahmudiは遺体を見舞った後話した。

パダンからは、パダンのM Djamil病院で看護を受けている、2人と鳥インフルエンザ感染疑いの患者、Etriani(29)とAfifa(2)はそれぞれ、鳥インフルエンザ感染かどうかの確定のために肺の検査の結果を待っている。

この以前にAlifa Qonza(21ヶ月)がすでに鳥インフルエンザウィルス感染陽性が判明している。現在のところ、この患者はまだM Djamil病院の隔離病室で看護を受けている。西スマトラ州の保健局長Rosnini Savitriは、日曜日、病院の医療チームは、まだ3人の患者の経過を監視していると語った。

*文中にある、中部ジャワTegalのケースについては、まだよくわかっていない。

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