Skenario Pandemi Flu Burung, 66 Juta Orang Tertular (Kompas 4/18)
インドネシア政府は、鳥インフルエンザウィルスが、人間の間で感染してパンデミックを起こした最悪ケースのシナリオを準備した。このシナリオは、国家パンデミック準備対策ガイドライン(NPPRP)に織り込まれている。
このシナリオは、国家鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ対策委員会(Komnas FBPI)長によれば、過去に起きたパンデミックのデータとWHOに選好されたデータにより算出されたものである。
「計算は2つの状況をベースに計算されている。第一の状況は、過去の(1918年の)米国のような最悪の状況を想定したもの、そして第二の状況は(1968年の)香港やアジアのような中間の状態である。以前のケースは被害者は非常に多かった。我々はこれらの比較により、WHOが選好したものを採用した。我々は、他国が計算した数字も見ている。」と4月18日金曜日、ジャカルタでBayuは語った。
パンデミックが起きた場合の最悪シナリオでは、NPPRPの中で、感染者は66百万人、看護を必要とする者が33百万人、病院で看護を受ける者が633,600人、集中治療室(ICU)での治療を必要とする者が、95,040人、人口呼吸器を必要とする者が、47,520人、死亡者は153,120人にのぼると示されている。
「これは非常に大きな数字であるが、もしパンデミックが起きた場合の数字である。我々はこういった事態が起きないよう準備しなければならない。現在このようなパンデミックが起きているわけではない。」とBayuは、このシナリオで算出された数値についての理解を求めた。Bayuは、(月末に)バリ島のいくつかの場所で、インドネシアがWHOによるパンデミックアラート3を越えることを防ぎ、次のフェーズに入らないようにするために、シュミレーションが実施される、と語った。
2 件のコメント:
日本の厚労省のシナリオと比べると感染率、発症率を低く見積もっているのが気になりますが、ICU、人工呼吸器の必要数が明記されていることから本気度が伝わってきます。目標を実行できるための準備を進めてもらいたい。日本の人工呼吸器の数は10万台くらいらしいですが、自宅療養を増やしたり、日帰り手術が増えたこともあって病院で稼動している人工呼吸器の数は減少傾向。季節に合わせてレンタルするため余剰の人工呼吸器は以前に比べてないようです。インドネシアの目標に比べると日本で新型インフルエンザに使える台数ははるかに少ないでしょうね。
インドネシアの病院には、見舞いなどで、行ったことがありますが、衛生環境など、日本の病院に比較すると、お粗末なものです。日本の20年前くらいのイメージでしょうか。
インドネシアの鳥インフルエンザ患者に対応できる病院の少なさ、隔離病室の少なさだけを見ても、到底パンデミックに対処できるとは、思えません。
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