2008年3月31日月曜日

保健省発表:「鳥インフルエンザに警戒せよ」 (全訳)

Waspadai Flu Burung (Departmen Kesehatan インドネシア保健省 2008/3/31)

社会全体は、家のまわりや、訪問地周辺にいる放し飼いにされている家禽類に、注意をし、次のことを忘れてはならない。家禽類は、小屋に入れられ、小屋の清潔を保つ必要がある。もしも家禽類が病気のようであったり、死んだ時は、接触を避け、すぐに畜産局職員またはその場所の村長に報告しなさい。もしも住民にインフルエンザのような(熱、高熱、咳)症状があった場合、周囲に家禽類がいる場所であればなおさら、すぐにその地域の公立病院で診察を受けなさい。地域で活動している保健局職員に、病気や死んだ家禽がいることを、明らかにすることを避けてはならない。社会全体が注意深く、敏感であることが、ヒトに対する鳥インフルエンザを克服するための鍵である。

西ジャワ州Subang県Cimerta村落のAGY(15歳,男)は、3月22日にSubang公立病院に運ばれる前、3月19日から熱と呼吸困難の症状を示した。自宅周辺で3羽のニワトリが死んでいたことが、知られている。AGYは、それから3月26日に、意識不明のままバンドゥンのHasan Sadikin病院に運ばれ、その日のうちに亡くなった。健康調査研究局(Balitbangkes)の検査室による検査の結果、AGYはH5N1ウィルス感染陽性が確定した。この検査結果は、ジャカルタのEijkman協会の検査によっても確かなものにされている。

同様に、西ジャワ州において西ブカシ、Harapan Baruの住民、ZAH(12歳,女)も3月19日から熱と咳の症状を示した。ZAHは、ジャカルタのSuliati Saroso感染病病院に3月27日に運ばれ、3月28日に亡くなった。上記の2つの検査機関によって、ZAHも、H5N1鳥インフルエンザウィルス感染が明らかになった。

Bukit Tinggiでは、Sianok村Lembahの住民、ALQ(1歳,女)が鳥インフルエンザ陽性となった。熱の他、咳、鼻水、呼吸困難に加え、ALQは下痢の症状もあった。初めの症状は3月17日に表れ、ALQは3月24日にパダンのM Djamil Padang病院に運ばれる前の、3月22日にBukittinggi公立心臓病院に運ばれた。まだ(パダンの)病院で看護を受けており、現在AQLの容態は、呼吸装置無しで安定している。

保健省のチームは、農業省との統合チームを作り、接触の履歴と、鳥インフルエンザの他のケースが無いか、継続調査をするために、現地入りしている。保健所と病院は、さらにもっと、インフルエンザと同様の症状を示す患者について、注意深く対応しなければならない。そして社会全体が、家族の一員がインフルエンザと同様の症状を見せた場合、自宅の近くで、突然死んだ家禽類があった場合はなおさら、すぐさまに、保健所あるいは最も近い病院に運ぶよう、要請されている。

現在までのところ、鳥インフルエンザは、まだ家禽類からヒトに伝染される病気である。鳥との接触を避け、さらに重要なことは、自らと周囲の清潔を保つことが、現在のところ、自分自身がH5N1ウィルスに感染しないために、社会全体で常に取組まなければならない措置である。毎回の活動後、又外出後は、いつも手と足を水と石鹸で洗いなさい。この要求は、両親が、より外での活動が多い子供達に教え、見本を示す必要がある。子供達に、家禽類と遊ばないことや、家禽類の死骸を掴むことなどなおさらしないよう、伝えなさい。

調理器具の清潔を保ち、水と石鹸で洗った食器で食べることを守りなさい。健康な家禽類は、もし清潔にされ、十分調理されているなら、安全に食べることができる。この他に、一般社会全体は、人間から家禽類の距離を離し、古い家禽類から新しい家禽類を2週間は離しておきなさい。家禽類を飼育している者は、消毒剤や衣服用漂白剤を使って鳥小屋を洗浄し、清潔を保ちなさい。

このニュースはインドネシア共和国、保健省大臣官房、広報本部により公表されたものである。さらなる情報は、電話番号021-52907416-9,ファックス5223002,52907421、又はe-mail puskom.publik@yahoo.co.idで得ることができる。

*masyarakatは、あえて”社会全体”と訳しました。
*重要な発表ですので、誤訳等あれば、是非ご指摘ください。

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