2008年3月31日月曜日

パダン:続報、2人の患者の容態は安定

Kondisi 2 Pasien Suspect Flu Burung di Padang Membaik (detik.com 3/31)

鳥インフルエンザ感染を疑われている、Bukittingi国立心臓病院(RSSN Bukitting)の看護婦、Etriani(29)の容態は、良くなり始めている。Etrianiは、高熱と咳の症状で、日曜日3月30日にbukittingi国立心臓病院から、M Djamil Padang病院に運ばれた。

「彼女は、この以前にBukittingi国立心臓病院で、肺炎を起こして2週間前に亡くなった、Edi Satriaの看護にあたっていたことから、鳥インフルエンザ感染を心配されている。本日状況はすでに問題なく、快方に向かっている」とM Djamil Padang病院の医務局長Irayantiは、3月31日月曜日、detik.comの電話での問い合わせに対し答えた。

他の鳥インフルエンザ患者、Anisaも状態は良くなっている。その患者は、まだ点滴と呼吸装置は使っているが、とIrayantiによって話された。

EriantiとAnisaは、同病院の3階にあるそれぞれ別の隔離病室で看護を受けている。現在のところ、病院側は、まだジャカルタでの2人の血液サンプルの検査結果を待っている

「我々は、まだ結果を待っている。検査の結果が来れば、2人の患者が鳥インフルエンザ感染陰性か陽性か確定できる」と話した。

*こちらの時間で14:44に入ったニュースなので、情報が古い部分があります。看護婦と病院の関係はかなり情報が乱れていますが、新しいニュースほど情報は正確になっているのではと思い、掲載しました。

保健省発表:「鳥インフルエンザに警戒せよ」 (全訳)

Waspadai Flu Burung (Departmen Kesehatan インドネシア保健省 2008/3/31)

社会全体は、家のまわりや、訪問地周辺にいる放し飼いにされている家禽類に、注意をし、次のことを忘れてはならない。家禽類は、小屋に入れられ、小屋の清潔を保つ必要がある。もしも家禽類が病気のようであったり、死んだ時は、接触を避け、すぐに畜産局職員またはその場所の村長に報告しなさい。もしも住民にインフルエンザのような(熱、高熱、咳)症状があった場合、周囲に家禽類がいる場所であればなおさら、すぐにその地域の公立病院で診察を受けなさい。地域で活動している保健局職員に、病気や死んだ家禽がいることを、明らかにすることを避けてはならない。社会全体が注意深く、敏感であることが、ヒトに対する鳥インフルエンザを克服するための鍵である。

西ジャワ州Subang県Cimerta村落のAGY(15歳,男)は、3月22日にSubang公立病院に運ばれる前、3月19日から熱と呼吸困難の症状を示した。自宅周辺で3羽のニワトリが死んでいたことが、知られている。AGYは、それから3月26日に、意識不明のままバンドゥンのHasan Sadikin病院に運ばれ、その日のうちに亡くなった。健康調査研究局(Balitbangkes)の検査室による検査の結果、AGYはH5N1ウィルス感染陽性が確定した。この検査結果は、ジャカルタのEijkman協会の検査によっても確かなものにされている。

同様に、西ジャワ州において西ブカシ、Harapan Baruの住民、ZAH(12歳,女)も3月19日から熱と咳の症状を示した。ZAHは、ジャカルタのSuliati Saroso感染病病院に3月27日に運ばれ、3月28日に亡くなった。上記の2つの検査機関によって、ZAHも、H5N1鳥インフルエンザウィルス感染が明らかになった。

Bukit Tinggiでは、Sianok村Lembahの住民、ALQ(1歳,女)が鳥インフルエンザ陽性となった。熱の他、咳、鼻水、呼吸困難に加え、ALQは下痢の症状もあった。初めの症状は3月17日に表れ、ALQは3月24日にパダンのM Djamil Padang病院に運ばれる前の、3月22日にBukittinggi公立心臓病院に運ばれた。まだ(パダンの)病院で看護を受けており、現在AQLの容態は、呼吸装置無しで安定している。

保健省のチームは、農業省との統合チームを作り、接触の履歴と、鳥インフルエンザの他のケースが無いか、継続調査をするために、現地入りしている。保健所と病院は、さらにもっと、インフルエンザと同様の症状を示す患者について、注意深く対応しなければならない。そして社会全体が、家族の一員がインフルエンザと同様の症状を見せた場合、自宅の近くで、突然死んだ家禽類があった場合はなおさら、すぐさまに、保健所あるいは最も近い病院に運ぶよう、要請されている。

現在までのところ、鳥インフルエンザは、まだ家禽類からヒトに伝染される病気である。鳥との接触を避け、さらに重要なことは、自らと周囲の清潔を保つことが、現在のところ、自分自身がH5N1ウィルスに感染しないために、社会全体で常に取組まなければならない措置である。毎回の活動後、又外出後は、いつも手と足を水と石鹸で洗いなさい。この要求は、両親が、より外での活動が多い子供達に教え、見本を示す必要がある。子供達に、家禽類と遊ばないことや、家禽類の死骸を掴むことなどなおさらしないよう、伝えなさい。

調理器具の清潔を保ち、水と石鹸で洗った食器で食べることを守りなさい。健康な家禽類は、もし清潔にされ、十分調理されているなら、安全に食べることができる。この他に、一般社会全体は、人間から家禽類の距離を離し、古い家禽類から新しい家禽類を2週間は離しておきなさい。家禽類を飼育している者は、消毒剤や衣服用漂白剤を使って鳥小屋を洗浄し、清潔を保ちなさい。

このニュースはインドネシア共和国、保健省大臣官房、広報本部により公表されたものである。さらなる情報は、電話番号021-52907416-9,ファックス5223002,52907421、又はe-mail puskom.publik@yahoo.co.idで得ることができる。

*masyarakatは、あえて”社会全体”と訳しました。
*重要な発表ですので、誤訳等あれば、是非ご指摘ください。

パダン:Bukittingiで患者周辺の血液を採取

RSUP Bukittingi Periksa Sampel Darah Keluarga Pasien "Suspect" Flu Burung (Media Indonesia 3/31)

Bukittingi病院の医療チームは、一人の看護婦が、鳥インルエンザ感染の疑いでパダンのM Djamil病院で看護を受けているのを受けて、しばらく前に亡くなった、鳥インフルエンザ感染疑いの患者の家族と、看護士達の血液サンプルを、ジャカルタの保健省で検査するために採取した。

「我々は、鳥インフルエンザウィルスの拡大を想定して、家族と看護士の血液サンプルを採取した。我々の簡易検査の結果は陰性である。」とBukittingi病院のHendrilはパダンからの電話に対して、31日月曜日に答えた。

Hendrillniによれば、BukittingiのTnagahに住む、看護婦Estrianiが、鳥インフルエンザ感染の疑いでM Djamil病院の隔離病室で看護を受けていることを受け、鳥インフルエンザ拡大予防の手順に沿って血液サンプルの採取が行われたということである。

その看護婦は、鳥インフルエンザ感染疑いを持たれ、何日か前に亡くなった、患者の看護にあたっていた。患者の家族と看護婦の血液はすでにジャカルタに送られ、5日内に結果が出る。

予防のため、Bukittinggi病院は、病院の医療チームにタミフルを配布するとともに、鳥インフルエンザ感染の疑いが持たれ、死亡した患者が看護を受けていた病室の紫外線殺菌を実施した。

「病室はすでに他の患者により使用されているが、既に殺菌済である」と語った。

鳥インフルエンザの疑いが持たれ、亡くなった犠牲者の家族である2歳の幼児は、同様の症状でM Djamil Padang病院に入院しているが、状態は次第に良くなっている。

M Djamil Padang病院の医務局長のIrayantiは、幼児の状態は安定しており、体温は次第に下がっている。しかし、ジャカルタのLitbang Depkesからの血液検査の結果はまだ出ていないと語った。

パダン:感染疑いの看護婦、Anisaの兄を看護していた

Perawat Terduga AI Pernah Rawat Pasen Wafat (okezone 3/31)

Bukittinggi病院の看護婦で、鳥インフルエンザ感染の疑いが持たれている、Etriani(29)は、鳥インフルエンザ感染の疑いが持たれ、すでに死亡しているEdi Satriaを看護していたことが、明らかになった。

Edi Satria(21)は3月19日水曜日に他界している。妹のAnisa(33ヶ月)は、現在、同じく鳥インフルエンザ感染の疑いで看護を受けている。

「Edi Satriaの看護だけでなく、Etrianiは、Bukittingi病院で、M Jamil病院に移る前のAnisaの看護にもあたっていた」と、M Jamil病院医務局のIrayantiは、31日月曜日にパダンのPerintis Kemerdekaan通りにある事務所で語った。

AnisaとEtrianiの状態は、2人とも、パダンのM Jamil病院、3階にある隔離病室で看護を受けており、ジャカルタの検査結果待ちである。

「AnisaとEtrianiは、快方に向かいつつある。Etrianiの熱と呼吸困難は良くなりつつあり、一方のAnisaは、呼吸補助装置をはずしており、すでにパンを食べられる状態だ」とIrayantiは話した。

ジャカルタ:出産婦が鳥インフルエンザ感染疑いで入院

Baru Melahirkan Diduga Kena Flu Burung (KOMPAS 3/31)

西ジャカルタで、再び鳥インフルエンザ感染の疑いが出た。今回は、西ジャカルタ、チェンカレン(ジャカルタ国際空港の近く)、Durikosambi、Kresek Raya通りに住む(イニシャル)Ev(25)が、3月30日日曜日に、東ジャカルタのPersahabatan Rawamangun病院の鳥インフルエンザ専用病室に入院している。このEvは、1ヶ月前に第一子を出産したばかりである。

夫のRu(27)によれば、24日の月曜日にEvは突然高熱を出した。彼は、妻を住んでいる地域のクリニックに連れていった。「妻は、検査のため血液を採取された。検査の結果から、血漿値が下がっていることがわかり、デング熱に感染している恐れがあるとして、看護を受けるためのCengkareng病院宛の紹介状をもらった」と語った。

チェンカレン病院に着いて、診察に当たった、医師チームは異なった診断を出した。Evは鳥インフルエンザ感染の疑いがあるとされた。高熱の他、Evは頭痛、吐き気があり、度々吐いている。レントゲンの結果、医師チームは、肺に炎症があるのを発見した。

報告を受けたPersahabatan病院は、すぐにEvを引き受けるため、救急車を送った。到着したのは、頭部から足まで覆う防護服を着けた係員であった。

「私は、妻が鳥インフルエンザとは信じられない。なぜなら、妻は家から出ていない。妻は2月25日に第一子を出産したばかりである。だから、どうやって妻が鳥インフルエンザに感染するというのか」Evの夫のRuは、自宅で動物類は何も飼っていないことを付け加えながら、語った。

Ruは、この数週間、地域で家禽類が突然死んだという話も聞かない。ここ数ヶ月、Ruの妻も動物類との直接的な接触は無い。「家から数メートル離れたところに、鳥の屠殺場(小規模の)がある。しかし、私はニワトリや家禽類が突然死んだという話は聞いていない」と述べた。

Persahabatan病院の鳥インフルエンザ対処チーム長のMukhtar Ikhsan医師は、Evの初期の症状は鳥インフルエンザの症状を示している。しかし、確定のためには、さらなる診断が必要である、と話した。「現在、我々は、患者の結果観察をしているところである」とMukhtar医師は語った。

昨年10月に、H5N1ウィルスにより、西ジャカルタ、チェンカレン、Rawabuayaの住民、Abdul Rojakが亡くなっている。

バンドゥン:鳥インフルエンザで死亡したAgusの弟に関する記事

Dea Meninggal Bukan Akibat DBD (Tribun Jabar 3/28)

鳥インフルエンザ患者Agus Yuhadi(3月26日に死亡)の弟、Dea Putra(6)は、兄の2週間前に死亡した。Deaは、Ciereng Subang病院でデング熱と診断されて看病を受けたが、死亡した。

DeaとAgusの母親Tuti Supriani(36)は、3月28日金曜日に、4人兄弟の末っ子のDeaは熱を出して数日の間、自宅で看病していた。

快方に向かわないため、DeaはCiereng病院に運び込まれた。医師の診断結果は、Deaはデング熱であった。

「医者は子供はデング熱と話した。家族は信用し、数日間だけ看護を受け、Deaは無くなった」とは母親の言葉である。

西ジャワ州の保健局のWahyu Surya Saputraによると、Agusの弟は、兄の数日前に亡くなったことを認めている。

健康調査研究局(Balitbangkes)の検査結果でAgusが鳥インフルエンザ陽性である報告を受けて、保健局側は、3月29日に、Deaが本当にデング熱であったのか、他の病気であったのかを調べるため、調査チームを現地に派遣することを決めた。

*新しい記事ではありませんが、感染者の弟について書いてある記事なので、載せることにしました。

速報:パダン、追加情報、Anisaの兄が亡くなった病院

Pasien Suspect Flu Burung Masih Kritis (Padang Ekspress 3/29)

兄、Ed(21)が病気になって、2日後、Anisaが病気になった。両親は普通の熱だと考えた。その上、両親はその時BukittingiのAhmad Mukhtar病院で、兄の看病に忙しかった。約1週間、3月18日にセールスマンのEdは、Ahmad Mukhtar病院で亡くなった。

*インドネシアの鳥インフルエンザ指定病院から見ると、他の記事でBukittinggi病院とあるのは、RSU(公立病院)とあることから、同じ病院のようである。(下記名称)
9 RSU ( Public Hospital )Dr. Achmad Mochtar 
Jl. Dr A Rivai Bukittinggi Telp. 0752-21720

2008年3月30日日曜日

速報:パダン、追加情報、看護婦は鳥インフルエンザ感染疑いの患者の看護にあたっていたとの情報

Perawat Tertular Flu Burung (inilah.com 3/30)

西スマトラのある病院の看護婦が、鳥インフルエンザ感染疑いの患者を看護の後、感染疑い。

「その看護婦は、Bukittingi病院で、しばらく前に亡くなった、鳥インフルエンザ疑いの患者の看護に当たっていた。」M Djamil Padang病院の医療サービス長Iryantiは、3月30日、日曜日に語った。

速報:パダン、追加情報(看護婦の病院名)

RS M Djamil Padang Kembali Rawat Pasien Suspect Flu Burung (koran Indonesia 3/30)
RS M Djamil Padang Kembali Rawat Pasien Susoect Flu Burung (Media Indonesia 3/30)

患者のE(29)は、Bukittingi市のAhmad Mukhtar病院の看護婦である。

パダン:追加詳細、Bukitting病院の看護婦

Perawat RSUP Bukittingi Terduga Flu Burung (okezone 3/30)

さらに一人の鳥インフルエンザ疑いの患者が、M Djamil Padang病院の三階の隔離病室に入院した。

Etriani(29)は、Bukittingi病院の看護婦で、3月30日の02:00頃に救急車でM Djamil病院に運び込まれた。

医療服とマスクとゴーグルを着けた、3人の看護婦、2人の医師によって、運び込まれた。Etianiはすぐに、先週月曜日に同じく鳥インフルエンザ感染疑いで同病院に入院した33ヶ月の幼児、Anisaの右隣の隔離病室に入れられた。

M Djamil Padang病院の、Yanuar Hamid医師がokezoneに語ったところでは、病院側はEtrianiを鳥インフルエンザ感染の疑いとしている。なぜなら、咳、呼吸困難等症状が似ている。

しかし、患者の状態は危機的ではなく、まだ経過観察段階である。Etrianiは、隔離病棟で点滴、酸素吸入は受けていないようである。

「患者が家禽類との接触があったかは確認できていない。他の患者が出ないよう、我々は、隔離病室に入院させた。」

okezoneがM Djamil Padang病院で得た他のデータからは、Etrianiは、西スマトラ州、Bukittingi市の住民である。

今のところ、(先に入院している)Anisaのジャカルタからの血液サンプルの検査結果はまだ出ていない。同病院の簡易検査では、Anisaは陰性であった。

まだ、点滴と呼吸補助装置を着けているが、健康状態は良くなりはじめている。一人の看護婦によれば、咳と呼吸困難、そして熱はすでに良くなりつつある。「痙攣ももう起きていない」と付け加えた。

*先のMetro TVの報道では、M Djamil Padang病院の看護婦となっていましたが、そうではないようです。

パダン:看護婦が感染疑いで隔離病室に入院

SEORANG PERAWAT RSUD MUHAMMAD DJAMIL SUSPECT FLU BURUNG (Metro TV 3/30)
↑ビデオ映像があります

西スマトラ州の、Muhammad Djamil Padang病院で、一人が鳥インフルエンザ感染疑いで、入院した。患者の名前は、Etriani、29歳。看護婦であるEtrianiは、鳥インフルエンザに似た症状があり、隔離病室に入院した。

高熱の他、呼吸困難で、患者は咳の症状もある。病気の確定のため、血液サンプルは、検査のためジャカルタに送られた。Etrianiの入院によって、同病院で看護を受けている鳥インフルエンザ感染疑いの患者数が増加した。

それ以前、Muhammad Djamil Padang病院は、一人の鳥インフルエンザ感染疑いの患者が看護を受けており、生後22ヶ月の幼児Anisaである。現在まで、Anisaはまだ隔離病室で看護を受けており、呼吸補助装置を着けている。

バンドゥン:Agus(15)詳細記事(以前に弟が死亡)

Agus Meninggal Positif H5N1, RSHS Kedatangan Lagi Pasien suspect (Tribun Jabar 3/29)

西ジャワ州、スバン県Bulansari郡Cimeta村の住民で鳥インフルエンザ感染の疑いの患者であった、Agus Yuhadi(15)がH5N1ウィルス陽性であることが明らかになった。これは、3月26日に亡くなった患者の血液サンプル及び喉頭部細菌検査の結果によるものである。

西ジャワ州保健局のWhayu Syruyaputraが、3月28日金曜日に明らかにしたものである。

Whayuによれば、Agusの鳥インフルエンザ感染陽性の報告は、SMS(携帯メール)で受け取ったものである。血液検査と喉頭部細菌検査の検査の結果、ジャカルタの健康調査研究局(Balitbangkes)がAgusのH5N1感染陽性を明らかにした。

「この報告は、SMSで受け取ったばかりであり、Faxでの正式連絡はまだ無い、しかし患者の鳥インフルエンザ感染は確定された。」とWahyuは語った。

Agusは、水曜日にHasan Sadikin病院のFlamboyan隔離病棟に入院した。症状は悪化をたどり、患者は医師の処置にもかかわらず、1時間後に亡くなった。家族の証言によると、患者は、自宅から5mと離れていない小屋でニワトリを飼育していた。

Wahyuは、保健局側は、患者自宅地域に調査チームを派遣すると語った。この調査は、他に感染疑いの者がいるかどうかを確認するために行われる。

この処置は、家族が、Agusの弟Dea Putra(6)が兄の死のすぐ前に亡くなったことを明らかにしたことからも強化されることになった。家族の証言によれば、Deaはデング熱と診断され死亡したとのことである。

「我々は、すぐにチームを送り、現地で他に疑いのあるものがいるか、調査する。この目的は、弟が本当にデング熱であったか、他の原因であったかも含む。この調査は、疑いを持って、強力に調査されなければならない。」

この説明は、AgusとDeaの母親のTuti Supriani(36)が次のように明らかにしたことで強調される。DeaはCiereng-Subang病院に入院し、医師からデング熱感染と診断された。しかし、病院に入院して数日の内に死亡した。

「医者は、デング熱と診断し、私達は信用した。でも入院して数日で亡くなった」と金曜日にTutiは電話で語った。

Wahyuも、Ciereng Subang病院は、Agusについても十分な検査を行っていなかったことを認めた。「全ての医療関係者に対し、こうした事が再び起こらないよう、鳥インフルエンザの症状と病気の経過の確認について再度説明を行い、診断が遅れないようにしたい」と続けた。

Hasan Sadikin病院の医療チーム長、Hadi Jusuf医師は、当局からはAgusの検査結果の報告はまだない。しかし、彼は患者は鳥インフルエンザ感染陽性が疑われていると話した。

「正式な検査結果はまだ受け取っていない。したがって、我々はまだ患者がH5N1感染陽性であったか明らかにできない。」と昨日電話で答えた。

Agusの死は、西ジャワ州の鳥インフルエンザ患者数を増加させることになった。そしてAgusは、2008年になって初の西ジャワ州での感染患者である。西ジャワ州では、2004年以降、32人の感染患者内26人が死亡している。

バンドゥン:Agus(15)はH5N1鳥インフルエンザ陽性

Agus Dinyatakan Positif Flu Burung (Tribun Jabar 3/28)

鳥インフルエンザ感染の疑いが持たれて、3月26日にバンドゥンのHasan Sadikin病院で亡くなった、西ジャワ州SubangのCimeta村の住民、Agus Yuhadiは、H5N1鳥インフルエンザに感染していたことが明らかになった。

西ジャワ州保健局のWahyu Surya Saputaが、金曜日3月28日に語った。

Wahyuによれば、ジャカルタの研究機関(Balitbangkes)に送られた、血液検査及びいくつかの喉の最近検査結果により、鳥インフルエンザ感染が明確になった。

「この報告は、SMS(携帯メール)で受け取ったばかりで、Faxでの正式報告書はまだ受け取っていない。しかし、患者は確かに鳥インフルエンザに感染していた」とWahyuは語った。

彼は、2008年のデータに基づき、西ジャワ州ですでに5人の鳥インフルエンザ感染疑いが出ていることを指摘した。1人が感染しており、2人が死亡。その他はH5N1に感染していなかった。住民に感染が明確になったので、その地域にチームを派遣することを明らかにした。

Agusは、Hasan Sadikin病院の114番目の鳥インフルエンザ感染疑いの患者であり、Subang病院に入院する前、自宅でニワトリを飼育していたことがわかっている。症状は悪化をたどり、Hasan Sadikin病院に移送されたが、隔離病室に入って1時間で亡くなった。

解説:インドネシアの鳥インフルエンザ指定病院

インドネシアで、鳥インフルエンザに感染した場合に、治療を受けることができる施設を持った病院は、面積、人口に比して、非常に少ない。

住所、電話番号を含む、詳しいデータは、保健省危機対策本部のホームページからダウンロードできるが、このデータによれば、インドネシア全国で100ヶ所の病院が指定されている。

しかし、実際は、この100の病院がすべて機能しているかは、疑問である。

例えば、最近の例でも、西スマトラ州のパダンのケースは、Bukittingiに指定病院があるにもかかわらず、パダン市の指定病院に移送されているし、その前のバンドゥンのケースも、患者の住所近くのSubangに指定病院があるが、バンドゥンの指定病院である、Hasan Sadikin病院に入院している。

以下に、参考のため、地域と病院名を抽出したデータを掲載しておく。

REFERRING INDONESIAN HOSPITALS FOR AVIAN INFLUENZA

Nanggroe Aceh Darussalam
1 RSU(Public Hospital) Dr. Zainoel Abidin Banda Aceh
2 RSU(Public Hospital) Cut Meutia Lhokseumawe
Sumatera Utara (North Sumatera)

3 RSU(Public Hospital) H.Adam Malik Medan

4 RSU(Public Hospital) Kabanjahe

5 RSU(Public Hospital) Pematang Siantar

6 RSU(Public Hospital) Tarutung

7 RSU(Public Hospital) Padang Sidempuan

Sumatera Barat (West Sumatera)

8 RSU(Public Hospital) Dr. M. Jamil Padang

9 RSU(Public Hospital) Dr. Achmad Mochtar

Riau

10 RSU(Public Hospital) Arifin Ahmad Pekan Baru

11 RSU(Public Hospital) Kab. Karimun

12 RSU(Public Hospital) Tanjung Pinang

13 RSU(Public Hospital) Puri Husada

14 RSU(Public Hospital) Dumai

Kepulauan Riau (Riau Islands)

15 RS(Hospital) Otorita Batam
Jambi
16 RSU(Public Hospital) Raden Mattaher Jambi

Sumatera Selatan (South Sumatera)

17 RSU(Public Hospital) Dr. M. Hoesin Palembang

18 RSU(Public Hospital)Lubuk Linggau

19 RSU(Public Hospital) Kayu Agung

20 RSD(District Hospital) Kab. Lahat

Bangka Belitung

21 RSU(Public Hospital) Tanjung Pandan

22 RSU(Public Hospital) Pangkal Pinang
Bengkulu
23 RSU(Public Hospital) Dr. M. Yunus Bengkulu

24 RSU(Public Hospital) Arga Makmur

25 RSU(Public Hospital) Manna

Lampung

26 RSU(Public Hospital) Abdul Moeloek

27 RSU(Public Hospital) Kalianda

28 RSU(Public Hospital) Mayjend HM Ryacudu

29 RSU(Public Hospital) Ahmad Yani

DKI Jakarta

30 RSPI(Communicable Disease Hospital) Dr. Sulianti Saroso

31 RSU (Public Hospital)Persahabatan

32 RSPAD(Army CentralHospital) Gatot Sobroto

Jawa Barat (West Java)

33 RSU(Public Hospital) Dr. Hasan Sadikin Bandung

34 RSU(Public Hospital) Dr. Slamet Garut

35 RSU(Public Hospital) Gunung Jati Cirebon

36 RSTP(TBC and LungsHospital) Dr. H.A.Rotinsulu Bandung

37 RSU(Public Hospital) R.Syamsudin, SH Sukabumi

38 RSU(Public Hospital) Indramayu

39 RSU (Public Hospital) Subang

Banten

40 RSU (Public Hospital) Serang

41 RSU (Public Hospital) Tangerang

Jawa Tengah (Central Java)

42 RSU(Public Hospital) Dr. Kariadi Semarang

43 RSU(Public Hospital) Dr. H. Soewondo

44 RSU(Public Hospital) Dr. Moewardi

45 RSU(Public Hospital) Banyumas

46 RSU(Public Hospital) Kudus

47 RSU(Public Hospital) Dr. H RM Soeselo W

48 RSU(Public Hospital) Pekalongan

49 RSU(Public Hospital) Tidar

50 RSU(Public Hospital) Prof. Dr. Margono Soekarjo

51 RSU(Public Hospital) Dr. Suraji Tirtonegoro

DI Yogyakarta

52 RSU(Public Hospital) Dr. Sardjito

53 RSU(Public Hospital) Panembahan Senopati Bantul

Jawa Timur (East Java)

54 RSU(Public Hospital) Dr. Soetomo

55 RSU(Public Hospital) Dr. Saiful Anwar

56 RSU(Public Hospital) Dr. Soebandi

57 RS(Hospital) Dr. RKoesma Tuban

58 RS(Hospital) Dr. S Djatikoesoemo

59 RS(Hospital) Pare Jl Pahlawan Kusuma B I Pare

60 RS(Hospital) Blambangan

61 RS(Hospital) Dr. Soedono

Bali

62 RSU(Public Hospital) Sanglah

63 RSU(Public Hospital) Tabanan

64 RSU(Public Hospital) Sanjiwani Gianyar
Nusa Tenggara Barat (West Nusa Tenggara)

65 RSU(Public Hospital) Mataram

66 RSU(Public Hospital) Raba

67 RSU(Public Hospital) Dr. R Sudjono

68 RSU(Public Hospital) Praya

Nusa Tenggara Timur (East Nusa Tenggara)

69 RSU(Public Hospital) Prof. Dr. WZ Johanes

70 RSU(Public Hospital) Dr. TC Hillers

Kalimantan Barat (West kalimantan)

71 RSU(Public Hospital) Dr. Sudarso

72 RSU(Public Hospital) Dr. Abdul Aziz

73 RSU(Public Hospital) Sintang

Kalimantan Tengah (Central Kalimantan)

74 RSU(Public Hospital) Dr. Doris Sylvanus

75 RSU(Public Hospital) Dr. Murjani Sampit

Kalimantan Selatan (South Kalimantan)

76 RSU(Public Hospital) Ulin

77 RSU(Public Hospital) H Boejasin Pelaihari

Kalimantan Timur (East Kalimantan)

78 RSU(Public Hospital) Tarakan

79 RSU(Public Hospital) Dr. Kanujoso Djatiwibowo

80 RSU(Public Hospital) H A Wahab Sjahranie

81 RSU(Public Hospital) Kota Bontang

82 RSU(Public Hospital) Panglima Sebaya

83 RSU(Public Hospital) Tanjung Selo

Sulawesi Utara (North Sulawesi)

84 RSU(Public Hospital) Prof. DR. RD Kandou

85 RSU(Public Hospital) Dr. Sam Ratulangi

Gorontalo

86 RSU(Public Hospital) Prof. Dr. H.Aloei Saboe

Sulawesi Tengah (Central Sulawesi)

87 RSU(Public Hospital) Undata

88 RSU(Public Hospital) Luwuk

89 RS(Hospital) MokopidoToli-Toli

90 RSU(Public Hospital) Kolonedale

Sulawesi Selatan (South Sulawesi)

91 RSU(Public Hospital) Dr. Wahidin Sudirohusodo

92 RSU(Public Hospital) Andi Makassar Pare-pare

93 RSU(Public Hospital) Lakipadada Tana Toraja

94 RS(Hospital) Islam Faisal

95 RS(Hospital) Akademis Jaury

96 RSU(Public Hospital) Sinjai

Sulawesi Tenggara (South East Sulawesi)

97 RSU(Public Hospital) Kendari

Maluku

98 RSU(Public Hospital) Dr. M Haulussy Ambon

Maluku Utara (North Maluku)

99 RSU(Public Hospital) Chasan Basoeri Ternate

Papua

100 RSU(Public Hospital) Jayapura

2008年3月29日土曜日

バンドゥン:新たに鳥インフルエンザ感染疑いの患者が入院

Lagi, Pasien Suspect Flu Burung Dirawat di RSHS (detik Bandung 3/28)

静かであった、鳥インフルエンザ問題が、再び騒がしくなってきた。3月の4週目、3人であったが、木曜日(3/27)の夜、同病院で4人目となる鳥インフルエンザ感染疑いの患者がHasan Sadikin病院に運び込まれた。

(イニシャル)RH(70)は、19:00にHasan Sadikin病院のFlamboyan病棟に入った。患者はGarutの保健所で看護を受けた後運びこまれた。患者はバンドゥン県Nagreg郡のCiherang村の住民である。

甥のHidayatによると、RHはニワトリを飼っている。1羽のニワトリが月曜日(3/24)朝、突然死に、その時にRHはニワトリとの接触があった。同日、10時頃、地域の70羽のニワトリが死んでいる。

「しばらくして、RHは頭痛を訴え、発熱と呼吸困難を起こした。しかし木曜日(3/27)になって保健所に運び込まれた」とHidayatは話した。

保健所は、すぐにRHをHasan Sadikin病院に移送した。保健所側は、畜産局が実施した70羽のニワトリの検査により、木曜日(3/27)に、それらが鳥インフルエンザ感染の陽性を示したことによる。

「70羽のニワトリが死んだが、鳥インフルエンザの症状を示しているのは、RHだけである」

現在のところ、RHの状態はまだ良くなっていない。甥のHidayatは、病院側によって(検査結果を)待つように指示を受けていることを認めた。RHが鳥インフルエンザに感染しているかどうかは、7日以内に判明する。RHは、Hasan Sadikin病院の115番目の鳥インフルエンザ感染疑いのケースとなった。

2008年3月28日金曜日

速報:パダン追加情報、簡易テストの結果は陰性

Warga Sianok Suspect Flu Burung (POSMETRO PADANG 3/28)

病院の医療チームによる簡易テストの結果では、陰性だが、手順に従い、採取した血液は保健省の検査機関に送付済であるとのこと。

速報:追加情報 パダンの幼児、感染源不明

Satu Suspek Flu Burung Dirawat di Padang (Kompas 3/27)
PASIEN SUSPECK FLU BURUNG DI PADANG KRITIS (Metro TV 3/27)
↑写真があります。

鳥インフルエンザ感染の確定を難しくしているのは、患者が直接的に家禽類との接触をもっていないことである。しかしながら、症状からは鳥インフルエンザ感染の可能性がある。(Kompas, Metro TV)

上の2つの情報では、患者の年齢は1歳12ヶ月(23ヶ月)になっている。

2008年3月27日木曜日

西スマトラ、パダンで鳥インフルエンザ感染疑いの幼児が重態(兄は死亡)

Balita Terduga Flu Burung di Padang Kritis (Okezone 3/27)

西スマトラ州、パダン市のM Jamil Padang病院にAnisa(33ヶ月)が鳥インフルエンザ感染の疑いで隔離病室で看護されている。

彼女は、月曜日から看護を受けており、鳥インフルエンザ感染が陽性か陰性かは確定されていない。

同病院のIrayanti医師がokezoneに語ったところでは、AnisはBukittingi病院から移送されてきた患者で、現在病状は、重態で、点滴と呼吸器をつけている。

「現在まで、隔離病室で看護を受けており、病状は重態で、さらに咳、呼吸困難、高熱、そして痙攣の症状がある」と3月27日木曜日に語った。

Irayanti医師によると、Anisaの血液サンプルは、すでに火曜日にジャカルタの検査機関に送られた。もしも結果が鳥インフルエンザ陽性だとすると、送付後5日以内に結果が送られてくるはず。陰性の場合は結果はもっと時間がかかる。

この以前に、Anisaの兄のEdi Satria(21)が、Bukittingi病院で、19日水曜日に肺炎症状で死亡しており、彼はM Djamil Padang病院に移送できなかった。

叔母のEvaによると、姪は、3月13日の土曜日からすでに熱と咳があり、その時兄のEdiは、やっとBukittingi病院に運ばれた。「しかし、兄は看護中に亡くなった」とEvaは語った。

Anisaは、西スマトラ州、Agam県、KotoIV郡のNagari Lambahの住民で、看護中は母のFatmaとEvaに付き添われている。

速報:東ジャワマディウンでの家禽類感染累計1万4千羽

14 Ribu Unggas di Madiun Positif Terkena Flu Burung (ANTARA 3/27)

東ジャワ州マディウンでの家禽類の鳥インフルエンザ感染は非常に高い。マディウン県の畜産局データによると、2007年から2008年3月までで、家禽類の鳥インフルエンザ感染による陽性反応により廃棄処分された数は、1万4千羽にのぼる。

14千羽の処分された家禽類は、ニワトリ、鶏卵用ニワトリ、地鶏からウズラに及び、最もインフルエンザ感染が多かったのは、ニワトリとウズラである。

畜産局のLilin Syarifah Aniesahが木曜日に語ったところでは、処分された14千羽の家禽類は、マディウン県の12郡、114箇所で発生しており、最も高い発生箇所は、Kebonsari、Balerejo、Dagangan郡である。

2008年では、2月の終わりに、Dagangan郡のPrambon村で家禽類の鳥インフルエンザの再発が見つかっており、13羽が感染し、すべて処分された。

速報:バンドゥンの死亡患者106人目の感染死者に

JENAZAH KORBAN FLU BURUNG DIMAKAMKAN (Metro TV 3/27)

Hasan Sadikin病院の隔離病室に入って1時間後に無くなった、Asep Yuhadi(前述のAgus Suhadi)はSubang、Cierengの病院から送られた患者で、SubangのCimerta村の住民であった。
Asepは、鳥インフルエンザ感染による106人目の被害者となった。

*2つのメディアによって、内容が異なっている。

バンドゥン:死亡患者の感染有無は未特定

Agus Belum Positif Mengidap Flu Burung (detik Bandung 3/27)

鳥インフルエンザ感染の疑いがあるとして、バンドゥンのHasan Sadikin病院の、隔離病室に入院して1時間後の水曜日の夜に死亡した、Subangの住民Agus Suhadi(15)は、まだ鳥インフルエンザ感染であったか明確になっていない。

医師チーム長であるHadi Yusuf医師は、本日3月27日、detik Bandungの電話での問い合わせに対して、患者はHasan Sadikin病院に到着した際、すでに重態であった。血圧は測れない状態で、脈拍も弱く、意識が無い状態であった。と述べた。

Hadi医師は、患者は、検査によるとひどい肺炎症状を示しており、病院側は、すでに対処のしようがない状態であった、と語った。

医師チームによって、その後取られた処置は、鳥インフルエンザ感染の確認のための、血液の検査と喉の粘液の検査で、「結果はおそらく、明日に知ることができる」とHadi医師は締めくくった。

鳥インフルエンザウィルスタミフル耐性の脅威

Virus Flu Burung Terancam Resisten di Indonesia (detik.com 3/27)
インドネシアで、鳥インフルエンザウィルス、タミフル耐性の脅威

タミフルは現在のところ、インドネシアそして他国においても、鳥インフルエンザに使われている薬である。しかしながら、このタミフルはベトナムと香港ではすでに耐性ができている。インドネシアにおいても、鳥インフルエンザウィルスのこの薬に対する耐性の脅威がある。

「インドネシアにおいて、我々は変異を特定している。分子レベルで、もし我々の調査が正確なら、少し変化が見られる。ウィルスに耐性ができつつある」とAmin Soebandrio研究技術大臣補佐は語った。

この件は、3月27日に バリのHotel Wastin Nusa Duaで行われた第6回鳥インフルエンザ年度会議で説明された。

Amin氏によれば、耐性はタミフルの使用が大量でかつ、服用量に不足があると起きる。なぜならウィルスを殺すどころか、ウィルスに耐性ができて強化される。

「我々はこれを避けなければならない。タミフルの使用をコントロールしなければならない」と語っている。

さらに、ウィルスの遺伝子レベルでの変異がいくつか起きている。テストからはウィルス耐性は証明されれていない。しかし、H5N1ウィルスの遺伝子レベルでは、すでにタミフル耐性らしき方向を見ることができる。

速報:バンドゥン Syamsudinの症状は回復

60 Unggas Dibakar, Suspect Membaik (Koran SINDO 3/27)

Cimahiの市民経済・協同組合局は、CimahiのMelong地区で鳥インフルエンザに感染した60羽の家禽類を、昨日焼却した。

Melong地区の60羽の家禽類は、検査の結果鳥インフルエンザに感染していたとのこと。
「Chimahiでは、毎日50羽から100羽の家禽類が死亡している」が、今回初めて廃棄が実施された。

一方、Hasan Sadikin病院の医師Bakti Alisjahbanaによれば、入院しているSyamsudin(73)は、すでに熱は下がっており、咳、呼吸困難の症状もおさまっている、とのことである。

速報:バンドゥン、追加情報

PASIEN SUSPECT FLU BURUNG DI RSHS MENINGGAL (Metoro TV 3/27)
↑ビデオ映像があります。

患者の血液はジャカルタの保健省に送られるために採取された。またAgusは、Hasan Sadikin病院に運び込まれる以前は、SubangのCiireng病院に入院しており、隣家のニワトリと接触後、高熱と呼吸困難の症状を示していた。

もう一人の患者イニシャルS(Syamsudinと思われる)は73歳で症状はそれほど重くないようで、検査のため血液を採取してジャカルタに送られている。

バンドゥン:感染疑いの患者1名死亡

Baru Dirawat 1Jam, Suspect Flu Burung di RSHS Meninggal (detik Bandung 3/26)

バンドゥンのHasan Sadikin病院の 隔離病室に入って、1時間も経たず、Subang(西ジャワ州)出身の鳥インフルエンザ感染疑いの患者Agus Suhadi(15)が、息を引き取った。

Agusは、母親のTuti(36)によって、16:30頃運び込まれ、すぐに鳥インフルエンザ感染患者専用の隔離病室に収容された。Agusは、西ジャワ州SubangのCimerta村の住民である。

17:40頃、記者に対し、母親のTutiは、自宅でニワトリを飼っていたことを話したが、ニワトリが死んだかどうかの詳細は聞く事ができなかった。

その後しばらくして、母親は、悲しみの涙とともに部屋から出てきた。Agusが息を引き取ったところであった。

母親を病院に案内した知人の一人によると、Agusはここに来る前にSubang病院に入院していたようだが、期間については、わからなかった。

Agusが亡くなって、約1時間後に到着した、母親の兄弟も、「すみません、混乱して、今は何も話せません。遺体の運び出し、及び埋葬は、病院側の判断待ちです。」と語った。

本記事が投稿された時点で、病院側からの正式発表は無い。これ以前にも火曜日(3/25)に入院した一人の鳥インフルエンザ感染疑いのある患者、Syamsudinは、現在まだ隔離病室で看護を受けている。

2008年3月26日水曜日

バンドゥン:Chimahiで感染の疑いで入院

15 Ekor Ayamnya Mati, Syamsudin jadi Suspect ke 113 di RSHS (detik Bandung 3/26)

飼っている15羽のニワトリが死に、Cimahi(バンドゥンの西)の住民Syamsudinが、火曜日の夕方(3/25)、Hasan Sadikin病院に運び込まれた。すぐに鳥インフルエンザ感染の疑いとして、隔離病室で看護を受けている。

弟によれば、Syamsudinは、昨日の15:00に同病院に入院した。火曜日の朝、飼っている18羽のニワトリのうち、15羽が突然死に、その後すぐに12:00頃、Syamsudinは熱を出した、と語っている。

それからすぐに、彼は地区の保健所に運び込まれ、自宅でニワトリが突然死んだということが知られて、保健所の医師が、すぐにHasan Sadikin病院に行くよう指示した。「彼は子供によって運び込まれた」と弟のLamrahは水曜日(3/26)に病院で語っている。

このニュースが投稿された時点までに、病院側、さらには医師からは正式な発表はまだされていない。Syamsudinは、Hasan Sadikin病院における113番目の鳥インフルエンザ感染疑いの患者となった。

一方、水曜日の朝、Syamsudinの飼っていた、残りの3羽のニワトリも死亡した。これらのニワトリの死が鳥インフルエンザ感染によるものなのか、違うのかについても明らかにはなっていない。

2008年3月25日火曜日

速報:鳥インフルエンザによる損失は4.1兆ルピア

Kerugian Akibat Flu Burung Diperkirakan Rp 4,1 Triliun (TEMPO 3/24)

Komnas FBPI(インフルエンザ制圧とパンデミック警戒に関する国家委員会)のBayu Khrisnamurtiは、2004年以降の鳥インフルエンザによる経済損失は約4.1兆に達すると語った。

54%の鳥インフルエンザ感染がジャボタベックで発生

54% Kasus Flu Burung Terjadi di Jabotabek (CBN Portal 3/25)

ジャカルタ地区、デポック、ボゴール、タンゲラン、ブカシ(ジャボタベック)は、現在のところ、インドネシアで最も鳥インフルエンザ感染が多い地域である。保健省のデータによると、鳥インフルエンザのヒトへの感染は、現在まで129件で、そのうち54%がジャボタベックで起きている。

保健省は、129件の鳥インフルエンザのヒト感染のうち、105件が死亡したことを記している。一方、鳥インフルエンザ感染による死亡は、西ジャワ、ジャカルタ、バンテンで70%に達してる。

「約63%のケースが、ジャカルタとタンゲランにおいて、同じ地域で、短い期間のうちに発生している」と、Komnas FBPI(インフルエンザ制圧とパンデミック警戒に関する国家委員会)長のBayu Krisnamurthiは、昨日、ジャカルタで語った。

Bayuは、ジャボタベックでの感染ケースが多い傾向にあるのは、この地域で家禽類と人間が密集していることに関係すると話している。

この件に関し、Bayuは、Komnas FBPIは、ジャボタベックでの鳥インフルエンザ対策戦略を導入する。幾つかの集中的なアクションが予定されている。と話している。

「ジャボタベックの地方行政は、真剣に鳥インフルエンザに対して取組むことを表明している。第一には、家禽ビジネスの再構築である」

とりわけ、ジャボタベックにおける、家禽市場の浄化の試みについて、「地方行政は、家禽類の運搬と密閉されない状態での鳥の運搬に関するルールを実施する。」と言っている。

ジャyボタベックの地方行政も、住宅地における家禽の一掃計画を継続していくとともに、地域に対しては、飼っている鳥を放し飼いにしないで籠に入れることを推し進めていく。

「地方行政は、鳥インフルエンザの鳥扱いに関する訓練と、鳥インフルエンザ予防と対策について、すべての地域に説明を行っていく」とBayuは語った。

インドネシア:感染者データに隠された真実-5

WHOの記事を全部読んでいくと、過去に一件ずつ見たときとは違った点で見ることができる。

その中で感じたことの一つは、本当にヒトーヒト感染が起きていないと言えるのであろうか、という疑問である。

過去の記事を見ていくと、同一家族内での感染が複数見られる。これが、家禽類を同一感染源とするものなのか、あるいは、家族内での感染が起きたのかは、2006年5月に、北スマトラ、カロで起きた集団感染を除けば、公式には確定されていない。以下に「感染者データに隠された真実-1」に挙げたデータから、同一家族内の感染を抜き出してみた。

① 姉と弟、同一時期に感染
8 2005/10/28 died F 19 Tangerang,Banten
9 2005/10/25 ---- M 08 Tangerang,Banten

② 姉と弟、同一時期に感染
18 2006/01/14 died F 13
19 2006/01/17 died M 04

③ 北スマトラ、カロのケース(集団感染のうち、一部でヒト-ヒト感染が起きたとされる)
35 2006/05/09 died M 15 Karo,North Sumatra
36 2006/05/12 died M 17 Karo,North Sumatra
37 2006/05/10 died F 28 Karo,North Sumatra
38 2006/05/14 died F 01 Karo,North Sumatra
39 2006/05/14 ---- M 25 Karo,North Sumatra
40 2006/05/13 died M 10 Karo,North Sumatra
42 2006/05/22 died M 32 Karo,North Sumatra

公式には、鳥インフルエンザの感染を確認されていないが、35の男性が死亡する前に、その母親(37)が死亡しており、これに引き続いて、同居の家族、親類が感染したというものである。
④ 兄と妹、同一時期に感染
44 2006/05/23 died F 10 Bandung,West Java
45 2006/05/23 died M 18 Bandung,West Java

⑤ 姉と弟、同一時期に感染
66 2006/09/18 died M 11 East Java
69 2006/09/25 ---- F 21 East Java

⑥ 父親と息子、同一時期に感染
76 2007/01/11 died F 37 Tangerang,Banten
79 2007/01/12 died M 18 Tangerang,Banten

⑦ 母親と娘、同一時期に感染
126 2008/01/26 ---- F 38 West Jakarta
127 2008/01/23 ---- F 15 West Jakarta


■真実はどこに?
さらに、WHOの記事を読むと、サンプル採取が困難であったり、サンプルの検査からは鳥インフルエンザの感染は確認されなかった、としているケースであるが、同時期に家族等が死亡しているケースが複数見られる。

① インドネシア初の感染ケース→本人の死亡前に2人の子供が死亡
1 2005/07/12 died M 38 Tangerang,Banten
② 本人の死亡前に2人の兄弟が死亡
12 2005/11/16 ---- M 16 West Java
③ 兄弟がほぼ同時期に死亡
29 2006/03/01 died F 12 Boyolali Central Java
④ 兄弟がほぼ同時期に死亡
50 2006/06/01 died F 07 Tangerang,Banten
⑤ 従兄弟がほぼ同時期に死亡
57 2006/08/09 ---- M 17 Garut,West Java
⑥ 兄弟がほぼ同時期に死亡
68 2006/09/28 died M 20 Bandung,West Java
⑦ 娘がほぼ同時期に死亡
103 2007/08/12 died F 29 Bali

これらは、すべて、WHOの記事の内容から、拾ったものである。これらが、本当に鳥インフルエンザ感染でなかったと言えるのだろうか?
いくらインドネシアと言えども、周囲で次々と違う病気で、同一時期に家族が死亡するということが、そんなに起こることなのか?
129件の感染例の周囲だけでも、これだけ不明な死亡が見られるとすると、それ以外では、本当のところ、いったいどうなっているのだろうか?

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インドネシア:感染者データに隠された真実-5

2008年3月24日月曜日

インドネシア:感染者データに隠された真実-4

インドネシアにおける、2005年以降に確認された、鳥インフルエンザ感染ケース129件を、地域別に分類したのが、下の図である。WHOの発表からは、地域が不明なものが3件あった。先の記事では、感染ケースの発表タイミングの問題を書いたが、この図を見ると、インドネシアにおける、感染者数そのものが、果たして信頼できる数値なのかという疑問が生じる。

グラフ中で、突出しているJabotabek*1とは、ジャカルタ特別州と、西ジャワ州のブカシ市、ボゴール市、デポック市、バンテン州のタンゲラン市の4つの都市、西ジャワ州のブカシ地区、ボゴール地区、バンテン州のタンゲラン地区の3つの地区から構成される、ジャカルタを中心とした首都圏のことである。

この地区の人口は約25百万人で、確かに全国で最も人口が集中している地域であるが、それにしても、この地域に、何故これだけ感染者が集中しているのか。その中でもタンゲランは22名と人口に比しても非常に高い割合なのは何故なのか。

よく言われるように、この地域は、ユニセフをはじめとした国際機関のプログラムにより、発見率が高いためなのか。それとも、断続的なトリ-ヒト感染が本当に広まりつつあるのか、今後の動きを見極める必要があると考えている。

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インドネシア:感染者データに隠された真実-3

インドネシアにおける鳥インフルエンザの、初のヒトへの感染は、先のデータでもわかるように、2005年に発生している。以降、現在までに、WHOにより確認された129例の感染者の推移を、月別(左軸)、累計(右軸)で表したものが、下のグラフである。インドネシアの季節は、乾季と雨季に分かれ、おおむね5月~10月が乾季で、11~4月が雨季となる。月別グラフの推移を見る限り、季節的な変動は確認できない。また、2006年5月に17人の感染者発生と突出しているが、これは後述するが、北スマトラのカロで起きたクラスター(集団感染)発生により7人の感染者(内6人が死亡)が出たことの影響が大きい。

このような集団感染の発生はともかく、WHOのデータを見ていて、不安になるのは、死亡後相当時間が経過してから、感染の事実が判明するケースがあることである。

特に、2007年5月16日のWHOの記事は、驚くべきもので、2007年1月までさかのぼって、15件(内13件が死亡)の感染がこの日に発表されている。WHOは、インドネシアの検査機関が定期的な検査を実施していないことや、技術的に問題があることを挙げているが、再びこういう事が起こる可能性は、果たしてあるのであろうか。

現在公表されている感染者数を信じていいのか、また、急速に感染者が増えた場合、どのようなタイミングで発表されるのか、疑問に感じざるを得ない。

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2008年3月23日日曜日

インドネシア:感染者データに隠された真実-2

インドネシアにおける、鳥インフルエンザ感染による、性別及び年代別の死亡者数(現在まで105人)のグラフを、前の記事に掲載したデータから作成してみた。よく言われていることに、若い人は、免疫の過剰な反応(サイトカン・ストーム)を起こし、重症化するケースが多いというものがあるが、このグラフからも男女ともに若年層における死亡が非常に多いことがわかる。
男女による違いは、推測できることはあるが、ここではコメントしない。

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インドネシア:感染者データに隠された真実-1

インドネシアにおける、鳥インフルエンザ感染者に関する統計データを探してみたが、まとめられたものが見つからない。在ジャカルタ日本国総領事館サイトのデータも十分とは言えない。そこで現状を知る上で重要なデータだと思い、WHOのサイトから集めてみた。ここにも、まとめられたものは存在しないので、過去の記事を一つ一つ読み解いていく方法をとらなければならなかった。(WHOのインドネシアに関する記事

実際にデータひとつひとつ見ていくと、今までニュースや記事で書かれていたことが、よくわかってくる。過去の129例を見て、正直のところ、現在の状況が非常に恐ろしいものに思えてきた。

まずは、129件の感染事例のデータそのものを紹介したい。番号はWHOの発表順である。

No. Date Status Gender Age Location (Male/Female)
---------------------------------------------------
1 2005/07/12 died M 38 Tangerang,Banten
2 2005/09/10 died F 37 Jakarta
3 2005/09/22 ---- M 08
4 2005/09/26 died F 27 Jakarta
5 2005/09/24 ---- M 21 Lampung
6 2005/10/04 ---- M 04 Lampung
7 2005/09/30 died M 23 Bogor
8 2005/10/28 died F 19 Tangerang,Banten
9 2005/10/25 ---- M 08 Tangerang,Banten
10 2005/11/08 died F 16 Jakarta
11 2005/11/12 died F 20 Jakarta
12 2005/11/16 ---- M 16 West Java
13 2005/11/25 died F 25 Tangerang,Banten
14 2005/11/19 died M 35 West Jakarta
15 2005/12/15 died M 08 Central Jakarta
16 2005/12/12 died M 39 East Jakarta
17 2006/01/11 died F 29 Jakarta
18 2006/01/14 died F 13
19 2006/01/17 died M 04
20 2006/01/26 died M 22 Jakarta
21 2006/02/01 died M 15 West Java
22 2006/01/19 ---- F 09 West Java
23 2005/10/00 ---- M 05 Lampung
24 2006/02/10 died F 22 West Java
25 2006/02/10 died F 27 West Java
26 2006/02/10 died M 23 East Jakarta
27 2006/02/20 died F 27 West Java
28 2006/02/28 died M 04 Semarang Central Java
29 2006/03/01 died F 12 Boyolali Central Java
30 2006/03/23 died F 00 Kapuk,West Jakarta
31 2006/03/20 ---- M 23 West Java
32 2006/04/08 died M 24 Tangerang,Banten
33 2006/04/26 died M 30 Jakarta
34 2006/05/12 died F 38 Surabaya,East Java
35 2006/05/09 died M 15 Karo,North Sumatra
36 2006/05/12 died M 17 Karo,North Sumatra
37 2006/05/10 died F 28 Karo,North Sumatra
38 2006/05/14 died F 01 Karo,North Sumatra
39 2006/05/14 ---- M 25 Karo,North Sumatra
40 2006/05/13 died M 10 Karo,North Sumatra
41 2006/05/13 died M 12 Bekasi,East Jakarta
42 2006/05/22 died M 32 Karo,North Sumatra
43 2006/05/17 ---- M 18 East Java
44 2006/05/23 died F 10 Bandung,West Java
45 2006/05/23 died M 18 Bandung,West Java
46 2006/05/19 died M 39 West Jakarta
47 2006/05/06 ---- M 43 South Jakarta
48 2006/05/17 ---- F 15 West Sumatra
49 2006/05/30 died M 15 Tasikmalaya,West Java
50 2006/06/01 died F 07 Tangerang,Banten
51 2006/06/14 died M 13 South Jakarta
52 2006/06/16 died M 05 Tulungagung,East Java
53 2006/07/06 died F 03 Jakarta
54 2006/07/12 died M 44 East Jakarta
55 2006/08/07 died M 16 West Java
56 2006/08/08 died F 17 Jakarta
57 2006/08/09 ---- M 17 Garut,West Java
58 2006/08/15 died F 09 Garut,West Java
59 2006/08/17 died F 35 Cikelet,West Java
60 2006/08/11 ---- F 06 Bekasi,West Java
61 2006/06/24 died F 14 Makkasar,South Sulawesi
62 2005/07/14 died F 08 Tangerang,Banten
63 2005/11/25 ---- M 45 Magelang,Cetral Java
64 2006/03/19 died M 05 East Bekasi,West Java
65 2006/05/17 ---- M 27 Solok,West Sumatra
66 2006/09/18 died M 11 East Java
67 2006/09/22 died M 09 South Jakarta
68 2006/09/28 died M 20 Bandung,West Java
69 2006/09/25 ---- F 21 East Java
70 2006/10/15 died F 67 West Java
71 2006/10/14 died M 11 South Jakarta
72 2006/10/13 died F 27 Central Java
73 2006/11/10 died F 35 Tangerang,Banten
74 2006/11/13 died M 30 Karawang,West Java
75 2007/01/10 died M 14 West Jakarta
76 2007/01/11 died F 37 Tangerang,Banten
77 2007/01/12 died F 22 Banten
78 2007/01/12 died F 27 South Jakarta
79 2007/01/12 died M 18 Tangerang,Banten
80 2007/01/19 ---- F 32 West Java
81 2007/01/19 died F 06 Magelang,Cemtral Java
82 2007/01/31 ---- M 30 West Java
83 2007/02/05 ---- F 16 Central Jakarta
84 2007/02/11 died F 20 West Java
85 2007/03/19 died F 20 East Java
86 2007/03/14 died M 32 East Jakarta
87 2007/03/24 died F 22 South Sumatra
88 2007/03/25 died M 16 West Java
89 2007/03/28 died M 39 East Java
90 2007/03/24 died M 14 West Sumatra
91 2007/03/28 died F 29 Jakarta
92 2007/04/01 died F 23 Jakarta
93 2007/04/05 died F 15 Jakarta
94 2007/04/05 died M 29 Central Java
95 2007/05/03 died F 29 Riau
96 2007/05/12 died F 26 North Sumatra
97 2007/05/17 died F 05 Wonogiri,Central Java
98 2007/05/28 died M 45 Grobogan,Central Java
99 2007/05/29 died F 16 Kendal,Central Java
100 2007/06/12 died M 26 Riau
101 2007/06/18 ---- F 03 Riau
102 2007/07/08 died F 06 Banten
103 2007/08/12 died F 29 Bali
104 2007/08/14 died F 17 Tangerang, Banten
105 2007/08/21 died F 28 Tabanan,Bali
106 2007/09/06 died M 33 Riau
107 2007/09/28 died M 21 Jakarta
108 2007/09/10 died F 44 Pekanbaru Riau
109 2007/10/13 died M 12 Tangerang,Banten
110 2007/10/22 died F 05 Tangerang,Banten
111 2007/10/14 ---- M 03 Tangerang,Banten
112 2007/11/03 died F 30 Tangerang,Banten
113 2007/11/06 died M 31 Bengkali Riau
114 2007/11/10 died F 28 Tangerang,Banten
115 2007/12/13 died M 47 Tangerang,Banten
116 2007/12/25 died F 24 West Jakarta
117 2008/01/15 died F 16 West Java
118 2008/01/10 died F 32 Tangerang,Banten
119 2008/01/18 died M 08 Tangerang,Banten
120 2008/01/24 died M 30 Tangerang,Banten
121 2008/01/31 died F 31 East Jakarta
122 2008/01/27 died M 09 Depok, West Java
123 2008/01/29 died M 32 Tangerang,Banten
124 2008/01/27 died F 23 East Jakarta
125 2008/02/02 died F 29 Tangerang,Banten
126 2008/01/26 ---- F 38 West Jakarta
127 2008/01/23 ---- F 15 West Jakarta
128 2008/02/10 died M 16 Sragen, Cenral Java
129 2008/02/15 died M 03 South Jakarta

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2008年3月22日土曜日

速報:ブカシ市の家禽類40%が未登録

40% Unggas Belum Disertifikasi (Koran SINDO 3/22)

西ジャワ州ブカシ市(ジャカルタ東部隣接)の市民経済・協同組合局は、ブカシ市の約40万羽の家禽類(鶏卵用ニワトリ、地鶏、あひる、ウズラ等)のうち、証明登録の記録がまだ60%に留まっていることを明らかにした。
(同市内の6つの区は、家禽類の間で鳥インフルエンザが流行しており、家禽類の所有をワクチン接種を含めた登録制にした。)

@62:なぜ「インドネシア 鳥インフルエンザ情報」を始めたか

このブログを始めて、今日で一週間になります。小樽保健所長外岡先生の「鳥及び新型インフルエンザ海外直近情報集」野田敬生氏が運営する「ESPIO」でご紹介いただいたおかげで、想像したよりも多くの人に訪れていただき、感謝の気持ちとともに、いい加減な事は書けないと、感じているところです。

私自身、鳥インフルエンザ、新型インフルエンザの専門家でもありませんし、インドネシア語翻訳のプロでもありませんが、そんな私がどうしてこのような事を始めたかということを、少し書いてみようと思います。

インドネシア共和国は、東西5000キロ以上に日本の約5倍の面積を持ち、大小1万7千以上の島から構成される国土に、約27の民族からなる約2億4千万人、世界第4位の人口を抱える国家です。また人口の約87%という、世界最大のイスラム教徒を抱えています。

私は現在、首都ジャカルタに住んでいます。雨季と乾季しかない平均気温25度以上の熱帯気候は、知らない人からは住みにくいと思うでしょうが、思ったよりも暮らしやすく、貧富の差が激しく混沌とした社会ですが、世界一やさしい人と言われる人々や、バリ島を含む各地の美しい自然など、何年住んでも魅力的な国です。

そのインドネシアで、最初に家禽類で鳥インフルエンザ感染疑いが起きたのが2003年。その後2005年に初めてヒトへの感染が確認され、2006年5月には北スマトラのカロで8人の集団感染が起きています。その後も感染拡大は収まらず、本日現在WHOの発表では、感染129人うち死亡105人と、世界最大の感染者を出しており、家禽では33州のうちの31州で、1千2百万羽以上が感染死しています。(参照:在インドネシア日本国大使館情報

ここに暮らしている私自身にとって、鳥インフルエンザは、対岸の火事などではなく、まさにそこにある危機なのです。

日本から見れば、インドネシア政府はしっかりとした対策も取らず、またWHOにも非協力的で、とんでもない国だと映るでしょう。しかし、この国にはこの国の理由があるのも、また事実です。

例を挙げれば、世界最大のイスラム教徒、また貧富の差が激しいこの国で、鶏肉や鶏卵は庶民でも口にできる、唯一不可欠の動物性蛋白源です。養鶏業者だけでなく多くの人があらゆる場所で家禽の飼育をしており、この事が、家禽類の処分やそれに伴う政府の補償を困難にしています。
また、多くの人が冷蔵庫を持たないため、全国各地の伝統的市場では、鶏は生きたまま、目の前でイスラムの教えに従った屠殺方法でさばかれ、売られています。

低所得者が多く、日本のように健康保険もない状況は、感染の早期発見を難しくしています。通常、病院では前払い、預け金が無ければ、診察も投薬も受けられません。実際は政府はデング熱や鳥インフルエンザに対しては、国の負担で治療を行うプログラムを提供していますが、多くの人はこうした情報も知らず、悪化するまで、病院に行かず民間療法に頼っているというのが実情です。その上イスラム教では死者は、一日の間に埋葬されなければなりませんから、公式に発表されている感染者数は氷山の一角という見方もあります。

また、国土が非常に広い上に、スハルト政権以降、地方分権を強めてきた政治は、中央からの通達やその徹底を難しくしています。政府や国際機関からの補助金も、汚職の多いこの国では、当初の目的に使われるのさえ難しいのかもしれません。

さらに、最近は鳥インフルエンザ対策を推進していく立場の保健大臣も、WHOや欧米との確執を深めており、どれだけ国内外に正しい情報が伝えられているのか、またマスコミが報道統制を受けていないと言えるのか、疑問が生じてきます。

このように、いくつもの複雑な状況が絡み合う中で、鳥インフルエンザの家禽での感染拡大、止まらないヒトへの感染等、状況が悪化しているのは事実であり、私自身非常に不安に感じて、インターネットを通じて情報を集めるようになりました。

多くの国内メディアは、まだ鳥インフルエンザに対する意識も高くなく、継続性が無く、感染の疑いが報道されても、そのフォローアップがきっちりとされていません。そんな中、最初にも挙げた、小樽保健所の外岡先生と、ESPIOの野田敬生氏のサイトに出会い、自分の時間のすべてをこの問題に投入していると感じ、強い意思と努力に心を打たれました。また、インドネシアの情報の多くが英訳もされず、国内に埋もれたままになっており、それがこうした活動をしている方々の障害になっているのでは、と感じました。

このことが、きっかけとなり、ここに住んでいる自分が何かできないか、と考えた結果がこのブログです。訳もへたですし、自分の時間を全て費やすほどの強い意志も持ち合わせていません。時々いただくコメントを見て、少しは役に立つことができているのだろうか、と勇気が出ます。

私自身、このブログを通して危機を煽ったり、個人の主張をしていくつもりもありませんし、それだけの専門性も持ち合わせていません。インドネシアで何が報道されているのか、インドネシアは今何を考えているのか、ということを、自分のできる限り、ありのまま伝えていきたいと考えています。

私の書いたことに誤りがあったり、ご意見や、ご批判がありましたら、ぜひコメントでもメールでもご連絡をください。読んでいただける人が多ければ、それだけやる気も出ますし、嬉しいというが正直な気持ちです。

解説:保健大臣シティ・ファディラ・スパリ経歴

Siti Fadilah Supari (Wikipedia Indonesia)

シティ・ファディラ・スパリ(1949年11月6日、中部ジャワソロ出身)スシロ・バンバン・ユドヨノ大統領内閣の保健大臣。それ以前は、心臓病専門医として知られる。夫はMuhamad Supari。2007年3月、彼女はPT. Asuransi Kesehatan(健康保険会社)が国会の要請に応じて、病院からの申請に対し支払いがなされていなかったことを批判した。

教育:
1972年ガジャ・マダ大学(ジョグジャカルタ)学士
1987年インドネシア大学、心臓病・血管科で、修士
1996年インドネシア大学博士

その他教育:
1993年ワシントン、メリーランドで心臓学を学ぶ
1997年インドネシア大学で疫病学を学ぶ
1998年スウェーデンで心臓病学を学ぶ
1998年米国ウェイク・フォレスト大学でBowman Grey Comparative Medicineで研究

職業、組織:
インドネシア大学 社会保健学部 客員教授
インドネシア大学 心臓学 客員教授
インドネシア大学 医学部、心臓血管部の教員
インドネシア心臓病財団主任研究員
Harapan Kita心臓病病院研究所長
保健大臣(2004年10月20日)
大臣に就任する以前は、心臓病協会の会員。心臓病財団及び医師協会で働く

表彰等
1987年インドネシア大学医学部最高治験医師賞
1988年フィリピン、マニラ心臓病会議、最高若年治験医師賞
1994年米国、テキサスでオメガ3に関する科学会議で最高治験医師賞
1997年サウス・ウェールス大学でAnthony Mason賞
その他米国、オーストラリアからの受賞あり
150以上の研究論文が、国内、海外の専門誌に掲載されている

2008年3月21日金曜日

保健省:FAO警告を前向きに受け止め

Depkes Sambut Positif Peringatan FAO (Koran SINDO 3/21)

保健省は、国連食糧農業機関(FAO)の、インドネシアでの鳥インフルエンザ(H5N1)拡大に関する警告に、前向きに反応している。

FAOは、インドネシアで蔓延する鳥インフルエンザウィルスが、変異し、人類に対するインフルエンザ・パンデミックの原因になりかねないと述べている。「我々は、警告されたことを感謝しなくてはならない。我々はさらに真剣に取り組まなくてはならない。」 保健省の疾病・衛生管理(P2PL)指揮官のI Nyoman Kandunは、昨日P2PL事務所で語った。

彼によれば、その警告により、保健省と社会全体が、鳥インフルエンザに対し、ますます気をつけ、考えなければならない。しかしFAOの情報について、保健省は、鳥インフルエンザのヒト-ヒト感染の確認書面を送る必要はないと認めている。Kandunも、インドネシアにおける鳥インフルエンザの克服に関し、特に新しい報告は無いと語っている。

調査、監視担当官の総数は増やさない。我々は、今あるしくみを最大限使っていく。「我々の監視担当を増やすことはしないが、そのパフォーマンスを上げていく。総数は、本部と地域の保健局、保健所を含め十分である」と説明した。

他の手段として、保健省はすぐに、患者への投薬の早期化と隔離の早期化を図り、鳥インフルエンザウィルスが早期に新ウィルスに変化しないようにする。鳥インフルエンザの問題は、家禽類の多さとそれらの家禽類の周囲に多くの住民が住んでいることと、非常に関係がある。

この2点は、互いに影響し合っている。彼によれば、ヒト-ヒト感染への変異あるいは、パンデミックにはいくつかのプロセスを経て起きる。違う種の動物、動物-動物、動物-ヒト、限定されたヒト-ヒト、そして断続的感染(限定的で継続性の無い感染)、そしてヒト-ヒト感染の拡大が起きる。

保健大臣:ある個人ブログから

Konspirasi AS dan WHO (from blogspot 3/20)
アメリカとWHOの陰謀

昨日、Suara Surabayaのラジオ番組を聞いていたところ、米国の陰謀に関する証拠について、再び耳にした。ラジオ番組は、スラバヤで開かれた、シティ・ファディラ・スパリ大臣の読書会(本の内容を語り合う会)の録音で、鳥インフルエンザワクチンに関する、米国とWHOの陰謀に対する憤慨や、さらに米国がインドネシアの報道操作をした疑いがあることが流れていた。

保健大臣が語ったところでは、2007年11月にジュネーブで開かれた会議からの帰国後、彼女はWHO会議で保健大臣が途上国を先導して、鳥インフルエンザウィルスの商用への対抗で、米国とWHOに対峙した様子を、インドネシアの報道が取り扱うだろうと思っていた。ところが実際は、インドネシアでの報道は、古い話のはずの「ツリーマン*1」について取り上げ、そのニュースを日本のNHKが取り上げ、伝えてしまった。

それから、保健大臣は記者達を集め、プレス会議で説明した。しかし、翌日マスメディアでは1つとして取り上げられなかった。それからしばらくして、大臣は再びプレス会議を持った。でも結果は同じで、メディアには一つのニュースも無かった。それゆえ、シティ・ファディラは「Saatnya Dunia Berubah, Tangan Tuhan Dibalik Virus Flu Burung」と題された本を自ら書くことになった。

*1 ツリーマン 両手足が瘤で覆われてしまった男 参照
*2 この記事は、30歳台の通信会社に勤めるイスラム教信者でもある、個人のブログで書かれたものです。個人ブログ記事は取り扱う予定はありませんでしたが、先に書いた、いくつかの保健大臣に関する記事の背景がわかる内容だったので、取り上げました。

2008年3月20日木曜日

速報:中部ジャワ、パティで数百羽の家禽が突然死亡

Ratusan Ayam Mati Mendadak (Indopos 3/19)

中部ジャワ、パティ県Winong郡の4つの村で、数百羽の家禽が突然死んでおり、住民達は鳥インフルエンザ感染ではないかと恐れている。

保健大臣:イスラム組織との対話

Siti Fadilah: Ideologi Islam Paling Lengkap (Hizbut Tahrir 3/19)

シティ・ファディラ・スパリ保健大臣は、完全な思想はイスラム主義であるが、一方現在広がっている思想は、強いものが弱いものを踏み付けにする、覇権主義システムであると表明し、現在の世界のこのシステムは、変わらなければならないと語った。これらは、3月17日ジャカルタで「シティ・ファディラの抵抗:インドネシアが変わるべき時」と題された、(Hizbut Tahrir*1などのイスラム団体が主催する)共同体社会の研究フォーラムにおける議論において、話された。

フォーラム議長のLuthfie Hakimの司会による議論の中で、保健大臣は、すでに先進国がイスラム教徒が大多数の途上国に対して強制をできる時代ではないと明言した。「覇権主義は誰にも利益をもたらさない。」

シティ大臣は、それから、どのようにこの50年以上の間、世界の国々がWHOにウィルスを送ることを強制されてきたかを説明した。実際のところ、ウィルスはWHOの手によって米国に提供され、さらに致命的なことに、その研究所は米国国防省の下の、現在化学兵器製造で知られるところであったことだ。ウィルスがバイオ兵器になったということは決して否定できるものではない。

ゆえに、シティ大臣は、WHOが今まで発展させてきたしくみが途上国を抑圧してきたことに、強く批判している。そのしくみは、全ての国に対し、目的を明らかにすることなく、WHOにウィルスを送ることを強制してきた。ウィルスの解明の裏では、実は先進国のワクチン製造会社に売られてきたのである。

ウィルスを送った国は、なんの代償ももらえないばかりか、ワクチンを非常に高い値段で買わなければならないのである。

保健大臣のこの試みは、世界を震撼させた。それゆえシティは正気でない人間としてイラン大統領アフマディネジャドからとったあだ名をつけられた。シティ大臣の措置に当惑した米国は、それどころか議員がインドネシア大統領に圧力をかけ、保健大臣が協力的でないとまで追求した。しかしながら、この非難に対して、シティ大臣は軽く「それは、私とWHOの問題。なんで米国が関与するの」と答えている。WHOの一つの最高会議の中で、保健大臣はその目的を達している。

彼女は、なされた事が非常に微妙な問題だと認めている。しかしながら、彼女はその大きな保健組織によって示された不公正を見るのは耐えられなかった。ゆえに彼女はこれを「世界が変わるべき時、Tangan Tuhan di Balik Virus Flu Burung」という本にまでした。「もしもこれをイスラム信者のために使うと言われて、駄目だとは言えない」と悔しそうに泣きながら語った。

シティ大臣は、いままで、インドネシアの人々は、いつも外国人から下級なものと思われてきた。役人達は欧米人達と会うときは、いつもへこへことしている。「我々は、馬鹿にされているんです。」

外国人達はいかにも援助したいと振舞うのだが、実際には、彼らがやっていることは、我々人類の生活にとって非常に危険なことなのです。ゆえに、「我々は他のものからの助けに希望を持つことはやめましょう。我々はアラーだけの助けに希望を持つのです。」と彼女は断言した。それ以外にも「もしアラーの道ですることがあるのであれば、迷ってはいけない」と話した。

(同席した)Medical Emergency Rescue Committe (MER-C)トップのJoserizal Jurnalisは、現在世界は不公正で満ちている。「ウィルスの問題だけで、こんな恐ろしいことだ。いったい他の問題はどうなのか」多くのイスラム教徒が多数の国は、先進国からワクチンを買わされている。そしてイスラムの国から買うことは禁じている。

インドネシア自身、ワクチンを作ることはできる。しかし流通は先進国が国際機関を通じて止めている。彼はワクチンメーカの一つが実はDonald Rumsfeld(イラクの建築家)によって保有されていることを指した。

*1 Hizbut Tahrir イスラム解放党。1950年頃中東で設立された、イスラム国家の建設を目的とする国際イスラム組織。イスラム原理主義組織、イスラム過激派組織と訳されている場合がある

保健大臣:米国のウィルスの誤った利用を批判

Menkes Tuding AS Salahgunakan Virus Flu Burung (ANTARA 3/19)

シティ・ファディラ・スパリ保健大臣は、インドネシアから送られた鳥インフルエンザウィルスを米国が誤った利用をしていることを非難した。スラバヤで水曜日に開かれた、「Saatnya Dunia Berubah,Tangan Tuhan Dibalik Virus Flu Burung」の内容を語り合う会で、ジャカルタを賑わした発言を、再び語った。

「我々は、人類のためにウィルスを送ったが、彼らはそれをワクチンにして商用化し、パンデミックが起きた時のための警戒のためを口実に、どこへでも売っている」と語った。

警戒の目的に、米国とWHOはワクチンを作ったが、途上国はそれを数百万ドルを出して買わなければならない、とシティ大臣は話している。

「世界の途上国は、彼らの実験室にされている。我々は病気になるよう命ぜられ、そうしておいて彼らはワクチンを売る。こんなことが続けられてはいけない」

シティ大臣は、すでに抵抗を示したが、しかしながら、インドネシアのマスメディアは取り上げない。一方でツリーマンについては、出しているのに。と明らかにした。

「私の本は、不公正に対する私の戦いを書いている。期せずして、その不公正は鳥インフルエンザウィルスのコントロールの中に見えるのである」

シティ大臣は、若者達が先進国によってなされている援助に対し批判を持つように仕向けている。

「もし、我々が死んだら、彼らはワクチンの販売によって利益を獲得する。私は、若いジェネレーションが、支援を受けてるからと、魂まで売るようなことをしないことを望む」

シティ大臣は、国内においては鳥インフルエンザの撲滅に熱心に取り組まなければならない。しかし政治的な戦いにおいて世界における鳥インフルエンザを消滅させる試みは、このまま実施されなければならないと語った。

我々がテクノロジーを持っていないとしても、テクノロジーと資金をたくさん持っているものが、我々の権利を剥奪することはできない。まさかウイルスは値打ちがないが、ワクチンは値打ちがあるなんてことがあってはいけない。」

作家Lan Fangの司会で開かれたその読書会には、イスラム組織(HTI)の活動家を含む、数十名の若者と医師達が参加した。

スメダン:感染を疑われたAningは感染無し

Aning Negatif Flu Burung (KOMPAS 3/18)

鳥インフルエンザ感染の疑いで、3月10日からスメダンのRuang Cempaka病院に入院していた、スメダン県Pamulihan郡Cimarias村のKampung Ciakarの住民Aningは、感染していないことが明らかになった。

3月18日に、スメダン県畜産局の家禽部門長のSri Pudjastutiにより、血液及び粘液の検査結果によって明確になったと報告された。

しかしながら、畜産局側は、検査結果を想定して、Kampung CiakarのAningの自宅周辺を消毒散布した。Sriによれば、油断をして鳥インフルエンザの拡大を引き起こすよりは、実施したほうがよかったとのことである。

ランプン:11人の患者は感染無し

SEBELAS PASIEN RS ABDUL MULUK NEGATIF FLU BURUNG (Metro TV 3/19)
↑ビデオ映像があります。

ランプンのAbdul Muluk病院で看護されていた、鳥インフルエンザ感染が疑われていた11人の患者は、感染していないことが明らかになった。検査の結果、患者達は肺炎と通常の熱であった。現在患者達の様態は、回復に向かっており、さらに彼らの一部はすでに帰宅を許可されている。

11人は、鳥インフルエンザに似た症状を示し、集中治療を受けていた。高熱と呼吸困難の症状があり、11人の内10人は、ランプンのPanjang郡Way Laga村の同じ集落であった。

2008年3月19日水曜日

スメダン:被疑患者宅付近の消毒活動が行われる

Lokasi Kediaman Terduga Flu Burung Disemprot (KOMPAS 3/18)

西ジャワ州スメダン県の畜産局により、鳥インフルエンザ感染が疑われてまだスメダンのRuang Cempaka病院で看護を受けている、Aningの住居がある、Kampung Ciakarの消毒剤噴霧が実施された。その村落はスメダン県Pamulihan郡のCimarias村に位置している。

スメダン畜産局の家禽部門長Sri Pudjiastutiは、Aningの自宅周辺の家禽類に感染が及ばないように実施されたと明らかにした。さらには、Kampung Ciakarに隣接するKampung Neglasariでも家禽類からも鳥インフルエンザの陽性が出たことによるものである。

係員は、家の床下から天井まで噴霧を実施した。なぜなら、多くの住民がニワトリや野生の鳩などの家禽を放置したままである。一方他の係員は、消毒噴霧が行われた、地域周辺に居合わせた住民に対して、直接啓蒙活動を実施した。

速報:東ランプンで鳥インフルエンザ感染疑い

Lamtim - Warga Batangharjo Diduga Flu Burung (Lampung Post 3/19)

東ランプンBatangharjo村の住民Huliyatun(37)が鳥インフルエンザ感染の疑いで3月18日、Ahmad Yani Metro病院に入院している。

FAO:インドネシア状況に警告

FAO: Situasi Flu Burung di Indonesia Masih Tinggi (ANTARA 3/18)

国連食糧農業機関(FAO)が、政府と国際的機関によって、鳥インフルエンザウィルス(H5N1)の拡大を抑制する数々の手が打たれたにもかかわらず、インドネシアにおける鳥への鳥インフルエンザ感染はいまだに高いレベルであることを明らかにした。

火曜日のその公式表明によれば、インドネシアにおける鳥インフルエンザの家禽類での循環は、現時点で非常に多く、この事がインフルエンザ・パンデミックに変化することの引き金になることが懸念される。

FAOの動物保健部門長のヨセフ・ドミニク氏によれば、「私は非常に恐れている。インドネシアにおける家禽類でのウィルス感染循環度の高さが、ウィルスを変化させ、最終的には人類でのパンデミックを引き起こすことを」

インドネシアにおける家禽類への鳥インフルエンザの感染は、最初は2003年に報告された。現在は33州のうちの31州まで急速に広がり、ジャワ、スマトラ、バリ、スラウェシ南部で地域流行(エンデミック)になっている。

家禽類からヒトへの鳥インフルエンザの伝染もいまだに継続して発生している。インドネシア保健省の疾病・衛生管理指揮官のI Nyoman Kandunによれば、現時点でヒトへの感染は129件で内105名が死亡している。

ドミニク氏によれば、この状況はますます悪くなることが懸念される。なぜなら、最近のH5N1の菌株の最新のものは、現在あるワクチンでは完全には家禽類の感染に効かないものが出てきており、それゆえ、家禽類からヒトへの感染がさらに増加する可能性がある。

「この問題は、米国及びオーストラリアの支援を受けたOIE(国際獣疫事務局)/FAOの技術支援を受け農業省が担当している。家禽類のワクチンの改良には、さらなる調査が必要とされる。」

ドミニク氏は、現在インドネシアは伝染を押さえ込むことが困難になっており、人材、資金、政治の確約が必要であり、また調査と制御を改善するために、中央、県、郡、町まで含めた、強い調整力が必要とされる、と明らかにしている。

今まで、政府における管理は分散されており、動物保健事業のリソースは不十分で、政府と家禽製造業者との協同は極めて乏しく、国際的あるいは国内の限られた資金が、強化された鳥インフルエンザ抑制体制の導入を難しいものにしている。

「インドネシアにおける鳥インフルエンザの状況は、緊張状態で、すべての国際機関、国内省庁はこの病気の動物への拡大を止めるための努力を高め、この病気との戦争を最優先事項にしなければならない」と語った。

彼は、国内の鳥インフルエンザ抑制戦略の優先事項、例えば、有効な調査、大量の家禽類の廃棄と補償のしくみ、ワクチン注射、バイオセキュリティの改善、研究所の運営の改善と、検疫手順と、家禽類流通の管理をすぐに構築しなければならない、と付け加えた。

FAOによれば、この件に関し、特に多い地域に対し、調査活動と迅速な報告を指導する活動を通じ政府を支援しているということである。

これまでのところ、1350人の地方調査担当官が指導を受け、鳥インフルエンザ拡大防止のため農村部で活動を活動していると、ドミニク氏は続けた。

調査報告チームは、現在448郡・町のうち193で活動しており、2008年6月には、2000人以上の調査報告チームを地域流行をしている300郡・町に配置することを目標にしている。

2008年3月18日火曜日

ランプン:2人の患者は鳥インフルエンザ陰性

Flu Burung:2 Pasien Dinyatakan Negatif (Lampung Post 3/16)

ランプンのAbdul Moeloek病院で看護されている、鳥インフルエンザの疑いのある2人の患者は、ジャカルタの国家保健研究所(Litbangkes)の検査により、H5N1ウィルス陰性の結果となった。

しかしながら、2人の患者、Karniti(42)とLola(20)は、3月15日現在、まだ当該病院の隔離病室で看護を受けている。

ランプン州の保健局長のWiwiek Ekameiniによれば、2人の検査の結果は、保健局と畜産局の手配で、昨日受け取ったばかりである。

一方、当該病院で経過観察を受けている他の8人の検査結果は本日報告を受ける予定で、内5人の症状は良くなっている。

10人の患者は、ランプン州Panjang郡のWay Laga村の住人であり、3月12日に鳥インフルエンザにかかった家禽類との接触を持った後、鳥インフルエンザの疑いがあるとして入院していた。

同病院の鳥インフルエンザ対策チームの長であるPad Dilangga医師によれば、当該患者に対して、病院側はタミフルを処方し、経過を監視していた。Pad医師によれば、ヒト-ヒト感染の拡大は現在のところ確認されていない。しかしながら、鳥インフルエンザの拡大を防ぐには、感染源の撲滅が必要である。つまり、家禽類である。「家禽類の突然の死亡を確認した時は、ただちに地域の担当に報告しましょう。その他に、地域でも家畜小屋を家から遠ざけ、周囲の清潔を保たなければならない。」

保健大臣2巻目の本?

Buku Menkes Jilid Dua? (KOMPAS entertainment 3/17)
↑保健大臣の写真があります。

「Saatnya Dunia Berubah! Tangan Tuhan di Balik Virus Flu Burung」と題された本が引き起こした論争が人々の記憶からまだ消えていない中、3月15日にジャカルタ、スナヤンのKinokuniya書店で開かれた、読書会(本の内容を語り合う会)で、シティ・ファディラ・スパリ保健大臣は、「たぶんね」と2巻目の出版に関して触れた。

このように、出席者の間でもシティ大臣の言葉は本当に実現するのか確信が持てないまでも、大臣はこの件に触れると、フランクに笑いながら話した。

2巻目の発刊の予定は、本当のところインドネシアからWHOに送られた、鳥インフルエンザウィルスのサン プルの取扱に関して残っている問題と切り離せないんです。「既に送られた42のサンプルのうち、2つが変えられてしまった。我々はその理由についてまだ慎重に扱っているんです」と大臣は語った。

非常に複雑で、あるいは陰謀の兆候があったとしても、おそらく彼女は、1冊目の時に彼女がやったと同じ ように、問題に蓋をすることなく、すべてを本を通じて明らかにするであろう。

シティが本を書く願いは、外国によって支配され、利用されてきたインドネシアの評価に対する関心と切り 離すことができない。「我々は、しょっちゅう嘘をつかれ続けた。本当のところ我々には価値観に変革が必 要。他の人や他の国に対し卑劣に感じる我々の風習を」と語った。

現在も国の重要な資産の多くが外国に支配されている。それどころか、彼女自身も外国投資家からCipto Mangunkusumo病院の株を売らないかと持ちかけられたことがある。

「それを聞いた時、ひざががくがく震えたの。そんな事をしたら、貧しい人達はいったいどこの病院に行けばいいの?」

読書会が開かれた部屋にぎっしりと集まった数十名の出席者を前に、シティは、鳥インフルエンザ、ウィルスのサンプルの取扱をめぐって、人権無視同様の扱いを受けたインドネシアに対して、他国が扱いを変える ことを願っていることを明らかにした。

2008年3月17日月曜日

保健大臣:欧米の脅迫を恐れたりはしない

Tidak Takut Ancaman Barat, Tetap Tuntut Keadilan WHO (eramuslim 3/16)

シティ・ファディラ・スパリ保健大臣は、WHOと欧米によって実施されている、鳥インフルエンザウィルスの共有システムのメカニズムが公正で平等であることを強く要請すると、断言した。

それゆえ、大臣はは欧米の、世界で論争になった「Saatnya Dunia Berubah: Tangan Tuhan di Balik Virus Flu Burung 」(世界が変化の時:神の手の疑惑 大臣の自著)に関する、脅迫や圧力を恐れてはいないことを自認している。

シティ大臣は、「私はイラン大統領アフマディネジャドの次に世界で2番目の残忍で厄介な人間だと言われているが、まったくかまわない」と昨日ジャカルタのプラザ・スナヤンで開かれた、自著の読書会(本の内容について語り合う会)で語った。

知られているように、インドネシアからの鳥インフルエンザウィルスのサンプルが、米国とWHOによって生物兵器にされていると、本の内容にあることが、世界で物議をかもしている。

それ以降、シティ大臣は公正で、透明性のあり、平等なウィルス共有システムのしくみのための闘争を勝ち得たとしており、さらには、英語版になった本がWHO高官の抗議を引き起こした。「実際には、彼らは私の本を完全に読んだわけではない。それにもかかわらず、このように訴えている」とは、彼女の言葉である。

途上国の戦い

保健大臣によれば、もしもすべての人が英語版の「It's Time for the World to Change」と題されたこの本を読んだとすれば、きっと彼らはますます憐れになる、と心臓専門医師でもある彼女は、世界で何が起きているのか事実を語っただけであると語った。「私のこの本は、私の想像やフィクションではない。私の日記のように真実である」と断言した。

シティ・ファディラ・スパリ大臣は、現在世界の経済システムは、政治的支配に変わっており、先進国が途上国を簡単に弾圧するようになっていると言っている。

しかし、彼女はこの背景には全ての出来事の裏には同じような知恵が働いており「おそらく、店を大きくしたかったり有名人なりたっかったらこんな風にしなければならないのだろう。尊敬されることと憎まれること。」と付け加えた。

国防省の生物兵器研究者Isro Samiharjoは、省はインドネシアに脅威を与えるウィルス兵器に対しては常に警戒していると述べた。

Isroは、インドネシア保健大臣は途上国社会の利害の戦いに成果をあげたすごい女性だ。「先進国で標準化主義はまだまだ続くであろう」 と述べている。

2008年3月16日日曜日

チレボン:ヒト感染疑いに関する詳細

Warga Kabupaten Cirebon Suspect Flu Burung (Republika 3/15)

鳥インフルエンザの脅威はいまだ警戒されなければならない。本件は、チレボン県Gebang郡Gebang Kulon村の住民が所有するニワトリが、突然死んだことに引き続き発生した。
そのニワトリの所有者も鳥インフルエンザの疑いがあるとして、チレボンのGunung Jati病院に隔離入院させられている。

鳥インフルエンザ感染の疑いが持たれているのは、Carsim(50)である。彼は鳥インフルエンザ患者として処置を受けている。昨日までのところ、病院側とチレボン県保健局は、保健省の国家保健研究所(Litbangkes)の血液検査による検査結果待ちの状態である。

Carsimの実兄M Daanによれば、3月6日木曜日に弟は、飼育していた4羽のニワトリが突然死んだのを見つけた。それらのニワトリは、泡を口から出し死んでいたようで、何か毒になるものを食べたと考えた兄は、ニワトリを抱え、死んだニワトリの口のまわりの泡を自らの口に含んだとのことである。

「その件があった夜、兄はすぐに熱を出し、呼吸困難を起こした」と3月14日にチレボンのGunung Jati病院で兄Daanが語っている。

兄Daanによれば、その翌日、Carsimの飼育する他の6羽のニワトリも突然死んでいる。その事があり、鳥インフルエンザを心配して、家族が直接Carsimを地区の保健所に運び込んだ。保健所からWaled病院に移されたが、当該病院の治療器具が限られていることから、3月10日にGunung Jati病院に運び込まれた。
昨日までのところ、CarsimはまだGugung Jati病院の隔離病室で集中看護を受けている。

同病院の肺専門のM Ali Hanafiah医師によれば、患者は本当に鳥インフルエンザに感染しているかは、確定されておらず、当面、Carsimは、突然死んだ鳥との接触があったことから、鳥インフルエンザ感染の疑いありとされている。「患者は長く結核を持っているとも考えられ、私達は彼が単に結核なのか、鳥のウィルスの混合感染を受けているのか、検査待ちである」と、Ali医師は語った。

チレボン県保健局長のRini Sechanも同様の意見である。彼女は、病院側はジャカルタの検査結果待ちであると話している。そうは言うもの、保健局側は、患者の住む村落の殺菌と啓蒙活動が実施されたことを認めている。

村の代表者Djaedunによれば、村落の組織により18羽の家禽類が村落内で突然死んだことを役所に報告済みであるとのこと。さらに村落側も消毒剤散布を依頼したと話しており、「我々は村内から鳥インフルエンザの犠牲者がこれ以上出ることを望まない」と彼の言葉である。

それ以外にもDjaedunは次のように述べている。行政側も住民に対し、継続して、家禽類の突然死に対して注意、警戒を呼びかけて欲しい。私自身も、もし鳥が突然死んでいるのを発見した場合は、村あるいは保健所担当者にすぐに報告するようにして欲しいと願っている。現段階は、鳥インフルエンザの拡大を防ぐ意味で非常な重要な段階である。

ランプン:10人は陰性?

10 Warga Lampung Negatif Flu Burung (Media Indonesia 3/16)

シティ・ファディラ・スパリ保健相によれば、ランプンのAbdul Moeloek病院に入院中のWay Laga村の10人の住民は、検査の結果H5N1に感染していないことが確定された。

「結果はすべて陰性。したがってH5N1に感染した者はいないし、ましてクラスター(集団感染)は起きていない」とシティ・ファディラ・スパリ保健相は、3月15日にジャカルタで開かれた、鳥インフルエンザに関する自著の読書会(本の内容を語り合う会)の合間に語った。

保健省の担当指揮官のニョマン氏によれば、10人は鳥インフルエンザに感染していないが、肺炎、結核、気管支炎等に感染している可能性がある。

診断は一般の病気で、鳥インフルエンザではない。

それ以前はPanjang郡Way Laga村の10人の住人は、住居近くで多数の家禽類が突然死んだのと時期を同じくして、インフルエンザに似た症状を示しており、診断ではインフルエンザ陽性の可能性と診断されていた。

2008年3月15日土曜日

ランプン:11人の患者が入院中

RUMAH SAKIT ABDUL MULUK MERAWAT 11 PASIEN TERDUGA FLU BURUNG (Metoro TV 3/15)
↑ビデオ映像があります。

ランプンのAbdul Muluk病院では、鳥インフルエンザ感染の疑いのある11人が看護を受けている。
11人のうち10人は同一地域の住人で、親族関係にある。この状況を受け、ジャカルタの保健省の医療チームが現地入りしている。

チームは血液及び粘液のサンプルを採取し、検査中であるが、その以前にもランプン保健局がジャカルタにサンプルを送付済であるが、再比較のためとしている。

10人の患者は、Panjang郡にある村の住民で、5家族から構成されている。もう1人はRajabasa郡にある村の住民である。

11人の患者の内、2人については、H5N1への感染が明らかになっており、Karnitiとその子供にあたるLolaで、それぞれ別の病室に隔離されている。一方他の9人はまだ、経過観察中である。
Abdul Muluk病院の対策チーム長によればこれらの患者はいまだに鳥インフルエンザとは確定されておらず、保健省の検査結果を待っている状態であるとのことである。

チレボンでヒト感染の疑い

Terduga Flu Burung Carsim Stres (KOMPAS 3/14)

チレボン(西ジャワ)のGunung Jati病院に鳥インフルエンザ感染の疑いのある患者Carsim(52)が入院。

同病院の呼吸器専門の医師Hanafiah Ali氏によると、患者は鳥インフルエンザの疑いで診療中であり、血液をジャカルタに送り検査結果待ちである。患者は集中治療室で看護中で、現在のところ様態は安定している。
同病院による血液検査の結果は陰性であったが、確定と住民の安心ためにはジャカルタの検査待ちである。近所の住民、及び患者はパニックを起こしており、患者自身も鳥インフルエンザの疑いを知らされ、非常なストレスを受けている。

精神的なショックに対する処置として病院側は患者に対するセラピーを提供している。医師Ali氏によれば、患者自宅で多数の鳥が突然死んでいることから、本人および周辺の住民のパニックが十分想定され、初期の診断が患者の健康に影響を与えている。

ランプン:2名がH5N1陽性

Dua Warga Panjang Positif Flu Burung (Lampung Post 3/14)

Bandar Lampung(スマトラ島南部)で、2人の住民がH5N1ウィルスの陽性反応を示し、ランプン初の人に対する感染ケースとなった。

ランプン保健局長によれば、Abdul Moeloek病院のインフルエンザ対策チームによる検査で、10人の感染の疑いが持たれる住民のうち、2人から陽性反応が出た。

陽性の出た患者は、イニシャルLa(20)と、Kt(52)。で院内の集中治療室で看護を受けている。一方他の8人は、まだ検査中である。

一昨日の3/12に同病院には10名の患者が鳥インフルエンザ感染の疑いで運び込まれた。しかしLaとKtは入院を拒み、自宅に帰っていた。

昨日、さらに1人の新患者が入院。Bayu(22)は、突然死んだ鳥との接触の後、高熱を発している。病院関係者によれば、「医療チームは、検査結果を待っている」とのこと。

以上により、同病院に入院中のH5N1の疑いが持たれる患者は10名であり、さらにこれ以外の2名がすでに陽性という状況である。ランプン保健局長は現時点では、ランプンの鳥インフルエンザがエンデミス段階とは特定できないとしている。さらに検査が必要とのことである。

ランプンでは、鳥の間でのインフルエンザ感染が広範囲に広がっており、行政関係者は注意を呼びかけている。