2008年5月27日火曜日

雑感 5/27

別に記事を書くのを、さぼっているわけではないのだが。

南東スラウェシで、6人の鳥インフルエンザ感染疑いのニュースが出て以来、ほとんど新しいニュースが入って来ない。

私の場合、通常はGoogleとBloglineを使って、直近24時間の鳥インフルエンザ関連のニュースを抽出して、定期的にウォッチしている。合わせて、キーワードを組み替えて、検索をかける。ニュースが出たら、その地域のニュース紙のサイトをウォッチしていく、というような単純な作業を一日に数回繰り返しているだけだが、本当にニュースが無いのである。

感染ニュースが無いのは、悪いことでは無いが、何か不自然さを感じることもある。例えば、直近のジャカルタ市内の16歳女性が死亡したケースでは、detik.comというオンラインニュース紙が、最初のニュースを発し、たて続きにニュースを出したが、ある時点でパッタリとフォローがされなくなっている。

こうした、ケースをよく見かけるにつれ、それがニュース性が無くなったからなのか、他に理由があるのかと疑問を感じざるを得ない。報道が操作されていないことを期待したい。

保健省も新しい情報を発していない。ジャカルタのケース、スメダンのケースは、ニュースでは感染陽性ということだし、ジャカルタ州保健局は陽性だとしている。しかし、保健省サイトには何も新しい情報はないし、よって、WHOの情報も更新されない。ここ数ヶ月は、月末にまとめて発表しているような感じを受けるので、この月末あと数日の間に何か発表されるかもしれない。驚くべき情報が無いことを祈るばかりである。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

スラウェシで6人の鳥インフル患者が発生し、小集団感染ではないかと危惧しています。ニュースによれば今週にはウィルスの分析結果が出るとのことなので、このBlogに何回となく見に来ているのですが発表がなく心配していたのですが、この雑感が掲載されたので状況が分かり一安心しています。インドネシアの貴重な情報源ですので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
企業のBCP担当 こうちゃん

匿名 さんのコメント...

多くの疑い例は他の感染症だったのかもしれませんが、H5N1鳥インフルだった(である)可能性も否定できませんね。
 人人感染が起きないうちは、集団発生にはつながらないので、鳥から人への感染が起きても見逃されている可能性はありますよね。
 日本のようなすべての患者が病院で診察を受けるシステムであるなら、単なる風邪か、肺炎か、それとも不明のウイルス感染症か等は鑑別されると思いますが。
 非常に貴重なブログですので今後ともお願いします。
 ところで質問ですが、通常の季節性インフルエンザに対するワクチンは、インドネシアでは接種されてますか?接種されているとしたなら季節はいつですか?

Keisei さんのコメント...

結局、今週は何も公式発表がありませんでした。Kendari Ekspresという地元誌も継続して見ておりますが、何も報道が無いようです。

季節性インフルエンザに対するワクチンは、私自身は毎年受けるようにしておりますが、一般的に国内では、あまりその必要性については、認識されていないと思います。有料になりますので、一般のレベルでは、自主的に接種することは、あまり無いはずです。