2008年5月15日木曜日

ジャカルタ:2人の死亡患者に関する記事

Flu Burung Renggut Kakak Beradik (Kompas 5/15)

鳥インフルエンザウィルスが、再び首都ジャカルタの住民の命を奪った。今回は2人の姉弟が鳥からのウィルスで死亡した。

南ジャカルタ市、Gandaria Utara、Dwijaya IV通り、RT01/12の住民Istiqomah(16)が5月14日水曜日朝、鳥インフルエンザ感染陽性により死亡した。

その前の日曜日5月4日に、Istiqomahの弟、Ahmad Rizki(15)も姉と似た症状で死亡している。

患者の父親Mahfud(60)によれば、2人の子供の死は、鳥インフルエンザウィルスH5N1によるものに違いないと認めている。父親によれば、Istiqomahは、5月7日に発熱し、「保健所に運んだところ、チフスと診断された。」とのことである。

Madrasah Aiyah高校の1年生である彼女は、Gandaria病院に看護を受けるため、運ばれた。2日間の入院中、症状は悪化し続けた。「咳、呼吸困難、高熱が続き、体が、青色になっていた」と父親は話している。

その後、医師は、症状が鳥インフルエンザと似ていることから、Istiqomahを東ジャカルタ市のPersahabakanに移送させた。血液検査の結果によって、医師は5月13日に鳥インフルエンザ陽性を明らかにした。7人兄弟の6番目である彼女は、昨日5月14日5:30に息を引きとった。

Mahfudによれば、末っ子のRizkiは1週間前に、鳥インフルエンザとは診断されなかったものの、Istiqomahと同様の症状であったと語っている。「Rizkiも呼吸困難の症状があった。しかし咳はなかった。レントゲンの結果、肺に膨張が見られた、その時はチフスとの診断であった。しかし、手の指が同じように青色になっていた。姉と同様であった。」第240公立中学の学生であったRizkiは、死亡した。

すべての家族の血液採取が行われ、現在、Istiqomahの兄であるAlamsyah(26)が現在病院で看護を受けている。

母親のAisyah(54)によれば、2人の子供は家禽類との接触は無かったとのことである。しかし、自宅の周辺では、ニワトリや鳥が飼われていることが判明している。自宅裏の隣家でも、数羽のあひるが飼われている。

南ジャカルタ市の保健局長のTogi Asmanは、患者の自宅周辺はリスクが高いがmH5N1ウィルスの感染源を特定することは難しいことを認めている。Togi氏によれば、2008年になって、南ジャカルタでは2回のヒト感染が起きている。1月にクバヨラン・ラマの住民が死亡している。

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