2008年6月27日金曜日

お知らせ

毎日多くの方に読んでいただき、ありがとうございます。

また、コメントでも過分な評価をいただき、いつも気が引き締まる思いです。

これから先、約1ヶ月程本業の出張等で非常に多忙のため、毎日、更新できないことがありますので、どうかお許しください。また、下の2つの記事のように、要約のみの記事になってしまうことが多いと思います。

インドネシアの鳥インフルエンザの状況は、予断を許さない状況であると認識しておりますので、日々のニュースウォッチは欠かさず、重要ニュースがあった場合は、なんとか更新をする努力をしていきたいと考えております。

インドネシアの公表方式のようには、ならないようにしたかったのですが、どうかご容赦ください。

東ジャワ:ブリタールで家禽類の感染

Ratusan Ayam di Blitar Terjangkit Flu Burung (detik Surabaya 6/26)

鳥インフルエンザの脅威はまだ去っていない。東ジャワ州ブリタール市周辺で数百羽のニワトリが、断続的に、突然死亡がブリタール市Sananwetan郡Plosokerep集落で発生している。

西ジャワ:スバン、2人の患者は陰性

Dua Pasien Diduga Flu Burung Hasilnya Negatif (detik Bandung 6/24)

鳥インフルエンザ感染を疑われていた2人の患者は、Hasan Sadikin病院の検査の結果、鳥インフルエンザ感染陰性であることが判明した。2人はRN(3)とV(26)である。

2008年6月20日金曜日

保健省:2つの死亡ケースを発表

Informasi Situasi Flu Burung Hingga 19 Juni 2008 (Departemen Kesehatan 6/19)

5月に2ケース、IST(女性15)ジャカルタ出身、SS(女性34)タンゲラン出身があったことを伝えている。

*ケースに関しては、上記の内容のみ。最小限に留められている。あとは2007年の同時期に比べて、50%ケースが減っていること等が説明されている。

WHO発表:インドネシアの2つの死亡ケースを発表

Avian influenza - situation in Indonesia - update 43 (WHO 6/19)

*インドネシア保健省の発表となっているが、保健省のサイト、現在つながらないようです。

2008年6月18日水曜日

西スマトラ:パダンの患者の経過

Pasien "HAP" Lepas Alat Bantu (Padang Ekspres 6/17)

西スマトラ州パダンのM.Djamil病院の隔離病室で看護を受けて1週間が経ち、鳥インフルエンザ感染疑い患者HAP(15ヶ月)の症状は、快方に向かっている。現在のところ、すべての医療機器は、Bangus出身の幼児からはずされ、体温も正常になっている。

病院の医療チームは、Bilitbangkesの検査を待っており、患者はまだ隔離病室で看護を受けている。

西ジャワ:スバン、症状に関する続報2

RN Masih Kritis, Hasil Pemeriksaan Darah Belum Keluar (ditik. Bandung 6/16)

先の記事とほぼ同じ内容だが、患者は、痙攣の症状は消えたが、まだ出血がみられ、人工呼吸器が必要としている。

西ジャワ:スバン、症状に関する続報

Pasien Flu Burung Belum Lewati Masa Kritis (Tempointeraktif 6/17)

鳥インフルエンザ感染が疑われている患者Risa Nur Latiah(3)の症状は未だ、危機的状況を脱していない。Risaは、現在バンドンのHasan Sadikin公立病院の鳥インフルエンザ患者専門病室で看護を受けている。

Hasan Sadikin病院長のCissy B Kartasasmita医師は、病院側はRisaの検査結果を明らかにできる段階ではないと話している。「Balitbangkesの検査は1回だけでなく、H5N1感染か否かの判断には3回に検査が必要である。」とのことである。サンプル採取は3日に一度行われている。

Hasan Sadikin病院はそれ以前に、患者の血液検査を行っており、その結果を知ることができるはずだが、感染陽性か陰性かの判断には、保健省のBalitbangkesの検査結果を確認する必要があるとしている。

RisaはバンドンのHasan Sadikin病院のFlamboyan病室で先週末の6月14日から看護を受けており、彼女は西ジャワ州Subang病院からの移送患者である。2005年以降、Hasan Sadikin病院では、115人の鳥インフルエンザ感染疑いの患者が入院している。

2008年6月17日火曜日

リアウ:Rokan Hilirで家禽の感染

Warga Diminta Pro-Aktif Cegah Flu Burung (Rokan Hilir政府 6/17)

リアウ州、Rokan Hilir県Sinaboi郡、Sungaibakauで、住民が飼育する約100羽の家禽類が突然死亡し、畜産局が調査に当たったが、これらの鳥から鳥インフルエンザ感染陽性が出た。付近の住民で病気になったものは、すぐにSinaboi保健所に運ばれることを要請されている。

西ジャワ:スバン、3歳幼児感染疑い続報

Balita Suspect Flu Burung Masih Dibantu Alat Pernapasan (detik Bandung 6/16)

トリインフルエンザ感染を疑われている、幼児はいまだに人工呼吸器を着けている。家族は患者をHasan Sadikin病院のFlamboyan病室の外につけられている、テレビモニターを通じて見ることができるだけである。

患者の父親のSupendi(36)によれば、医師の診断によれば、子供の症状は良くなりつつある。しかし、まだ人工呼吸器の助けが必要である。「私は、まだ子供と会うことができない。テレビ画面で見ることができるだけだ」と、6月16日に、同病院のFlamboyan病室の外につけられた、モニターに向かいながら話した。

Supendiは、最初は費用のことを心配したと語った。「しかし医師に、心配する必要はない。治療は無料だ。重要なのは子供が健康になることだと言われた。」と語った。彼は、スバン県Pamanukan郡、Mulyasari村Kampung Baru集落の住民である。

患者RNは、鳥インフルエンザ感染を疑われ、Hasan Sadikin病院に運ばれた。患者は、近所の住民が飼育する5羽のニワトリが突然死んだ後、高熱、咳、鼻水の症状があった。父親のSupendiは、自宅では家禽を飼育していないと語っている。

担当する医師に患者の状態を確認したところ、コメントを控えた。

2008年6月16日月曜日

「鳥フル情報作成日記」 公開中

右のバナーにもある、DISCOVER-IDというサイトで、このブログの作成日記のような雑記を始めてみた。

記事の抄訳というのは、本来、著作権法上は問題のある行為であることは承知している。特に記事の全文訳は、出所を明らかにして、リンクを張ったりしても、限なく黒な行為のようである。
そういう事を理解しながら、訳文を書くというのは、結構ストレスが溜まったりもする。
また、元の記事には、写真やビデオなどビジュアルな情報があり、是非読者の方にも見ていただきたいと思っても、さすがに、訳文+写真を載せるわけにはいけない。
さらに、このブログでは、できるだけ、報道の事実だけを伝えていきたいので、あまり私自身の独自の考え方や、危機を煽るような事を書くわけにはいけないとも考えてしまう。

そこで、この「鳥フル情報作成日記」は、そういう世界から離れて、このブログを書いていて、見つけた写真や、雑談的情報、その他、諸々雑感を、適当に書いている。ほんの数行ずつだが、始めてみると、結構楽しい。
DISCOVER-IDは、まだ若いサイトである。現在のところ運営者のNagayama氏がほとんど一人でコンテンツを準備されている。しかし、非常にしっかりとした設計のサイトであり、将来すばらしいコミュニティサイトとなる予感がする。いずれは商用サイトにということであろうが、多くのユーザーの要望を満たすサイトになって欲しいと思う。

私の日記は、登録ユーザーのみ購読可となっているので、是非、ユーザー登録をして、読んでみてください。

西ジャワ:スバンで3歳幼児が、強い感染疑い

Bocah Tiga Tahun Kena Flu Burung (Kompas 6/15)
Balita Diduga Terserang Flu Burung (Pos Kota 6/15)
Balita Suspect Flu Burung Dirawat di RSHS (Tempointerakrif 6/15)
Ayam Tetangga Mati Mendadak, RN Diduga Flu Burung (ditik Bandung 6/15)

Risa Nurul Latifah(3)は、バンドンのHasan Sadikin病院のFlamboyan隔離病棟で看護を受けなければならなくなった。医師は、Risaのトリインフルエンザ感染を疑っている。

Nurulの父親Supendi(36)は、一週間前に、第3子は高熱を出した。さらに、スバン県Pamanukan郡、Mulyasari村の住民であるその幼児は、痙攣も起こした。「私は心配になって、医者に運んだのです。」と6/15にHasan Sadikin病院で語った。

6月13日の金曜日に、Supendiは子供をPamanukanの保健所に運び、保健所は、その後Subang地域公立病院に移送した。鳥インフルエンザ感染を疑われ、Risaは、土曜日の午後Hasan Sadikin病院に移送された。

患者の叔父のM Hasan Syukur(48)によれば、Risaが高熱を出す半月前に、5羽のニワトリが突然死んだ。ニワトリの飼育小屋とRisaの家は50mと離れていない。「私達はRisaがそれらの死んだニワトリから感染したのかどうかは、わからない。ニワトリは近所の住民のものです。」Syukurによれば、今のところ、Risaの症状について、病院の医師から正式な診断結果の報告はない。「16:00から検査があるそうです。」とSyukurは話した。

*各紙一斉に報道しているが、現時点で、情報はほぼ同じ内容。

2008年6月13日金曜日

保健省発表:鳥インフルエンザ取組情報2008/1-5

Informasi Penanggulangan Flu Burung Januari-Mei 2008 (Departemen Kesehatanインドネシア保健省 6/12)

インドネシア保健省の検査機関Balitbangkes及びジャカルタのEijkman協会における、遺伝子解析によるウィルス解析によれば、現時点でヒト感染を起こしているトリインフルエンザウィルスは、まだH5N1型である。したがって、インドネシアにおけるトリインフルエンザの感染は、家禽類からヒトへの感染である。

それゆえ、社会全体は病気や突然死んだ家禽類、及び家禽の排泄物により汚染された場所との接触を避けることを要請されている。居住区の近くで家禽類を飼育してはならない。もしも周囲で病気の鳥や突然死亡した鳥がいたら、すぐに地域の長に報告しなさい。

社会全体は、いつも清潔で健康な生活を心がけ、周囲を清潔に保ち、インフルエンザの症状には警戒をしなければならない。なぜなら、患者が医療機関に訪れるのが遅れ、死亡する危険が増大するといったことが、頻繁に起こっている。本件は保健省疾病、健康環境管理長のI Nyoman Kandunにより、鳥インフルエンザの取組経過進捗として報告された。

Nyoman Kandunによれば、政府の鳥インフルエンザに対する取組は、感染者と死者を減少させるためにあらゆる努力がなされている。鳥インフルエンザ指定病院は、全土で44病院から100病院に増強され、鳥インフルエンザ感染の疑いを認められた患者は、政府機関による検査結果が明確になるまで、無料で治療を受けることができる。

一方、血液サンプルの検査を早めるため、省と8箇所の地域検査機関が強化されている。血液サンプルの検査は当初、香港のWHOの検査機関と米国アトランタのCDCで実施されていた(2005年から2006年8月)が、2006年8月以降、鳥インフルエンザ感染の確認は国内、すなわちBalitbangkesとEijkman協会である。この統合時に、保健大臣は鳥インフルエンザウィルスのデータは、Genebankに入れられ、したがって、国際的研究機関がアクセスできる点は確保されている。

これ以外に、政府はタミフルを政府の保健機関、すなわち、各保健所、鳥インフルエンザ指定病院に配置している。さらに、担当官の対処能力を上げるために、医療担当者及び関係者さらに対策チームに対して、あらゆる訓練を実施している。

---以下省略---
バリで行われた訓練の内容、ヒト感染、家禽類の感染が昨年に比べて減少していることを強調している。

*今回、患者、死亡者の発表は無し。この発表内容は、感染者及び死亡者発生毎の即時開示をしないという、保健大臣の発言を裏付けた形になった。

2008年6月12日木曜日

西ジャワ:スメダン県で家禽の感染

Puluhan Unggas di Ciranggem Mati Mendadak (Pikiran Rakyat 6/11)

西ジャワ州スメダン県、Jatigede郡Ciranggem村で、数十羽の家禽がこの2週間で突然死に、住民が怖がっている。2羽の死骸と51羽の死亡した家禽類が簡易検査の結果、鳥インフルエンザウィルス感染陽性を示した。

2008年6月11日水曜日

パダン:患者の幼児に関する続報

Balita Suspect Flu Burung, Keluarga Menolak Diperiksa (Padangmedia 6/9)
↑隔離病室の様子を撮影した写真があります。

このニュースによると、患者は6月2日に近所の助産院に運ばれ、4日間看病を受けたが快方に向かわず、他の助産院にも運び込んだが、症状が変わらず、6月6日にM.Djamil病院に運ばれたとある。また、高熱を出す4日前に家族が飼育するニワトリが突然死んでいるとのことである。家族は当初、明確な説明が無く、患者の血液検査を拒否していたようである。

2008年6月10日火曜日

西スマトラ、パダンで幼児がトリインフルエンザ感染疑いで入院

Suspect Flu Burung Kembali Ditemukan (Padang ekspres 6/9)

西スマトラ州パダンのM.Djamil公立病院に再び鳥インフルエンザ感染疑いの患者が入院した。患者はパダン市のBungus Timur町Pinag村落の住民でイニシャルHAP(1歳3ヶ月)である。患者家族によれば、患者のHendriは、突然死亡した鳥との接触があったとされている。患者は、親によって6月6日金曜日に運びこまれ、症状は高熱と呼吸困難があり、最初は小児病棟で看護を受けていた。

症状が鳥インフルエンザに似ていたため、すぐに隔離病室に移された、とM.Djamil病院の医務局長のIrayantiは、Padang Ekspresに昨日語っている。患者の親からの話によって、さらにその幼児がH5N1ウィルスに感染疑いが深まったとIrayantiは述べている。両親によれば、HAPが高熱を出す前に、自宅周辺でニワトリが突然死んでいる。現在のところ、患者はまだ高熱が続いている。「患者は呼吸困難のため、酸素吸入器をつけている。体温は現在38度である。」とIrayantは明らかにした。

M.Djamil病院では、現在のところ、すでに患者の血液サンプルを採取し、すぐに保健省の検査機関Balitbangkesに送られる。本日も喉の粘液の採取が行われる予定である。感染疑いの間は、鳥インフルエンザ対処標準に沿って看護が行われる。患者の家族はマスク、帽子、防護服をつけ、患者に付き添う。

2008年6月9日月曜日

南スマトラ州で家禽類の鳥インフルエンザ感染を確認

Walikota Terbitkan Maklumat Terkait Flu Burung (Republika 6/9)

南スマトラ州、Lubuklinggau Selatan II郡Marga Mulya集落(パレンバンから380km)の住民が飼育する、数百羽のニワトリが死に、鳥インフルエンザまたはH5N1ウィルス陽性が判明したと、郡長のRiduan Effendiが告示した。

住民への告示の中で、Lubuklinggau郡長は、住民は鳥インフルエンザウィルスが拡大していることに、警戒を高めるよう呼びかけている。Riduan Effendiは、さらに郡役場は想定した措置を取るので、住民はパニックを起こしてはいけないと要請している。告示の他に、畜産局は、予防と根絶のためにワクチン接種に動いており、ウィルスの感染に備え、これらのサービスと支援のための詰め所を設置する。

一週間前に数百羽のニワトリが、Marga Mulia集落で突然死亡した。簡易検査の結果、これらのニワトリは、鳥インフルエンザ感染が確認された。住民は死亡したすべてのニワトリを焼却し、ワクチン接種を実施した。南スマトラ州の畜産局長のYusrizal Muisは、南スマトラ州のすべての県と市は、鳥インフルエンザウィルス対策の手順を理解していると語った。

2008年6月7日土曜日

続報、インドネシアの鳥インフルエンザ感染者公表方法に関して

Pencatatan korban jiwa flu burung di Indonesia akan diubah (Siaran Radio Australia 6/7)

インドネシア保健大臣Siti Fadilah Supariは、彼女自身が、鳥インフルエンザ感染により、新しく死者が出る度に、死者数の公表を更新する方法をとりやめさせたことを明言した。

彼女は、毎回死者が出るたびに公表する必要性は無く、およそ3ヶ月に1度死者の累計を更新すると話している。

今のところ、彼女は15歳の少女がインドネシアで109番目の鳥インフルエンザによる死者になったことの公表を用意していないとコメントされた。

WHOは、ジャカルタ及びジュネーブでシティ保健大臣のこの措置について議論する準備はなく、インドネシアの保健省とこの件に関してコミュニケーションはなされていないと語っている。

インドネシアは、H5N1ウィルス感染による死者が世界で最も多い国となっている。

*前のニュースとソースは同じであり、更新情報では約3ヶ月に1度となっている。国内報道はまだ検索にひっかかってこない。

インドネシア:6ヶ月に1度の発表に?

Indonesia akan ubah pelaporan kasus flu burung (Siaran Radio Australia 6/6)

インドネシアは、鳥インフルエンザの感染に関する報告の方針を変更し、6ヶ月に1度感染死者の累計を公表すると表明した。

インドネシア保健省のSiti Fadilah Supari大臣は、鳥インフルエンザのケースを毎回公表することは、誤解を招くことがあると話している。

インドネシアは世界で最も死者が多く、ウィルスがアジアで2003年末に広がりだして以来108人の死者を記録している。

WHOから憂慮されているにもかかわらず、インドネシアは鳥インフルエンザウィルスのサンプルの提供をしない決定を固持している。

ジャカルタでは、ウィルスサンプル提供の前に、まず最初に先進国とワクチン製造者から、貧国が手が届く価格でワクチンを入手することの保証を要求している。

*衝撃的なニュースから1日経っても、インドネシア国内のメディアは、ウェブ上で見渡す限り沈黙を守っている。この記事のニュースもインドネシア語であるが、オーストラリア国内のインドネシア人向けの報道である。試しに「Siti Fadilah Supari」でGoogleで過去24時間のニュースを検索すると、このリンクのように、世界中のメディアがこのニュースを取り上げているが、これをインドネシア語で絞り込むと、このようになり、関連ニュースがほとんど無いことがわかる。いったいどうなってしまうのか。国内メディアが、感染疑いの発表を続けるだけになってしまうのか。あるいは、それも無くなってしまうのだろうか。一部の関係者だけしか、正しい情報を知り得なくなってしまうかもしれないと考えると、恐ろしいことである。

2008年6月6日金曜日

大変なことに。やはりそういうことだったのか

本件、国内の報道では、まだ見かけないが、非常に重要な内容だと考え転載させていただくことにした。
以下、小樽保健所の外岡先生のサイト、鳥及び新型インフルエンザ海外直近情報集の本日の記事から転載させていただく。

Indonesia Stops Announcing Human Bird Flu Deaths on Case-by-Case Basis Voice of America (米国) インドネシア、鳥インフル死者の即刻公表を中止に
 インドネシア保健相は、鳥インフル事例の公表方法を変更すると発表し、今後、人の死亡事例が発生しても、即時発表は控えることに決定したと語った。

 シチ・ファディラ・スパリ保健相は5日、インドネシアは今後鳥インフル死者の発表を、2,3ヶ月ごとにまとめて、多分数例づつ発表すると語った。同女史は、死者が出たときに即刻公表することが、インドネシアにとって何らメリットは無いことを示唆した。
 WHOはインドネシアで少なくとも108人が死亡していることを確認している。世界では241人の死亡が確認されている。

 インドネシア保健相は、同国の鳥インフル対策で、論争を巻き起こす姿勢をとり続けてきた。
 同女史は昨年、WHOを主とした国際的保健研究者達へのウイルス提供を停止し、自分たちの利益のためにウイルスを利用しない団体とだけ、ウイルスを共有すると発表した。
 スパリ女史は、インドネシアのような途上国には高価で購入できないようなワクチンを製薬会社が製造していることに懸念を表した後、インドネシアの政策を変えた。
 WHOは、検体提供は各国の自由意志であるが、各国からのウイルスを研究者達が分析することで、ウイルスの変異過程を追跡することが出来ていると説明している。
 科学者達は、ウイルスが人に感染しやすくなり、世界的パンデミックを生じることを懸念しているため、ワクチン開発が望まれている。

 現在、ほとんどの人発病事例は発病、または死亡した鳥との直接的接触が原因となっている。.
Indonesia changes policy on reporting bird flu deaths Reuters (国際) インドネシア、鳥インフル死者発表の方針を変更

また、外岡先生が、管理人の徒然日記でも本件について書かれている。
こちらは、是非、直接見ていただきたい

こういうことが起きているのではと心配していたが、非常にまずい事態だと思う。あるいは、マスコミに対する圧力のような事も本当に起きているのではと勘ぐってしまう。インドネシアの多くの日系企業は、フェーズ4の予兆によって、行動を起こすべく、計画を立てている。この行動計画の大幅な修正を迫られる事態だと考えざるをえない。

2008年6月3日火曜日

中部ジャワ:Wonogiriで感染疑い患者発生

SEORANG PASIEN SUSPECT FLU BURUNG DI SOLO DIRAWAT (Metro TV 6/3)
↑ビデオ映像があります。

中部ジャワ州、ソロのMoewardi公立病院に、6月3日水曜日、鳥インフルエンザ感染疑いの患者が再び入院した。現在15歳の男児は、同病院のAnggerk2隔離病室に入院している。患者イニシャルAは高熱と呼吸困難で入院した。

Moewardi公立病院の鳥インフルエンザ対応チーム長のReviono医師は、現在医師チームは、患者の肺に影は見られないとしている。しかしながら、患者は鳥インフルエンザ感染患者対処標準に従い看護を受けている。Reviono医師によれば、患者はWonogiri県のGiritontroの住民であり、家禽類との接触があった。患者は、自宅周辺でニワトリが突然死亡した後に、鳥インフルエンザに似た症状を示している。これらのニワトリは鳥インフルエンザ感染陽性であった。

西ジャワ:チレボンで鳥インフルエンザ感染疑い患者2人発生

Dua Warga Cirebon Suspect Flu Burung (Okezone.com 6/3)

飼育する30羽のニワトリが突然死亡し、西部ジャワ州チレボン県、Sumber郡Tukmudel村Rt 03/10の住民である、母親と娘の2人が鳥インフルエンザ感染の疑いが出た。

現在のところ、2人は、Siti Jaenab(48)と、Pipit Pitriani(25)と確認されており、チレボンのGunung Jati地域公立病院にの隔離病室に入院中である。

「我々が行った、簡易検査の結果、2人の患者は鳥インフルエンザ感染疑いがある。患者は土曜日の夜入院し、我々はすでにジャカルタで検査を行うため、血液サンプルを採取した。」とGunung Jati病院医務局副長のLucia Agung Susilowatiは月曜日6月2日に記者に対して答えている。

Luciaによれば、2人の患者は移送される前Watu Belah保健所で診察を受けた。しかし、飼育していた、突然死亡した家禽との接触が確認され、畜産局と保健所は、2人をGunung Jati病院に移送した。

呼吸器専門のM.Hanafiah医師によれば、2人の患者は安定している。しかし、鳥インフルエンザ感染陽性の家禽との接触している。よって、2人の患者は経過観察が要され、隔離病室に入っている。

「我々が実施した最後の検査の結果でも、2人の症状は安定しており、血液、呼吸は正常だが、咳の症状がある。」とHanafia医師は語っている。

中部ジャワ:Demak県で家禽のH5N1感染拡大

Virus H5N1 Masih "Hantui" Ternak Di Demak (Elshinta 6/2)

直近2ヶ月で、中部ジャワ州Demak県の保健局は、県内6郡で10件の鳥インフルエンザによる家禽の感染を確認している。10件の感染において、H5N1ウィルス感染による、106羽のニワトリの突然死が記録されている。

2008年6月2日月曜日

東ジャワ:マランで家禽の感染が発生

Virus Flu Burung Diduga Kembali Menyerang Malang (detik.com 5/29)

東ジャワ、Malang県Singosari郡、Dengkol村で、7000羽のニワトリに、鳥インフルエンザワクチンの接種が実施された。28日に住民の飼育するニワトリが突然死に、検査の結果2羽が鳥インフルエンザ感染の疑いが出ている。