2008年6月13日金曜日

保健省発表:鳥インフルエンザ取組情報2008/1-5

Informasi Penanggulangan Flu Burung Januari-Mei 2008 (Departemen Kesehatanインドネシア保健省 6/12)

インドネシア保健省の検査機関Balitbangkes及びジャカルタのEijkman協会における、遺伝子解析によるウィルス解析によれば、現時点でヒト感染を起こしているトリインフルエンザウィルスは、まだH5N1型である。したがって、インドネシアにおけるトリインフルエンザの感染は、家禽類からヒトへの感染である。

それゆえ、社会全体は病気や突然死んだ家禽類、及び家禽の排泄物により汚染された場所との接触を避けることを要請されている。居住区の近くで家禽類を飼育してはならない。もしも周囲で病気の鳥や突然死亡した鳥がいたら、すぐに地域の長に報告しなさい。

社会全体は、いつも清潔で健康な生活を心がけ、周囲を清潔に保ち、インフルエンザの症状には警戒をしなければならない。なぜなら、患者が医療機関に訪れるのが遅れ、死亡する危険が増大するといったことが、頻繁に起こっている。本件は保健省疾病、健康環境管理長のI Nyoman Kandunにより、鳥インフルエンザの取組経過進捗として報告された。

Nyoman Kandunによれば、政府の鳥インフルエンザに対する取組は、感染者と死者を減少させるためにあらゆる努力がなされている。鳥インフルエンザ指定病院は、全土で44病院から100病院に増強され、鳥インフルエンザ感染の疑いを認められた患者は、政府機関による検査結果が明確になるまで、無料で治療を受けることができる。

一方、血液サンプルの検査を早めるため、省と8箇所の地域検査機関が強化されている。血液サンプルの検査は当初、香港のWHOの検査機関と米国アトランタのCDCで実施されていた(2005年から2006年8月)が、2006年8月以降、鳥インフルエンザ感染の確認は国内、すなわちBalitbangkesとEijkman協会である。この統合時に、保健大臣は鳥インフルエンザウィルスのデータは、Genebankに入れられ、したがって、国際的研究機関がアクセスできる点は確保されている。

これ以外に、政府はタミフルを政府の保健機関、すなわち、各保健所、鳥インフルエンザ指定病院に配置している。さらに、担当官の対処能力を上げるために、医療担当者及び関係者さらに対策チームに対して、あらゆる訓練を実施している。

---以下省略---
バリで行われた訓練の内容、ヒト感染、家禽類の感染が昨年に比べて減少していることを強調している。

*今回、患者、死亡者の発表は無し。この発表内容は、感染者及び死亡者発生毎の即時開示をしないという、保健大臣の発言を裏付けた形になった。

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