2008年6月7日土曜日

インドネシア:6ヶ月に1度の発表に?

Indonesia akan ubah pelaporan kasus flu burung (Siaran Radio Australia 6/6)

インドネシアは、鳥インフルエンザの感染に関する報告の方針を変更し、6ヶ月に1度感染死者の累計を公表すると表明した。

インドネシア保健省のSiti Fadilah Supari大臣は、鳥インフルエンザのケースを毎回公表することは、誤解を招くことがあると話している。

インドネシアは世界で最も死者が多く、ウィルスがアジアで2003年末に広がりだして以来108人の死者を記録している。

WHOから憂慮されているにもかかわらず、インドネシアは鳥インフルエンザウィルスのサンプルの提供をしない決定を固持している。

ジャカルタでは、ウィルスサンプル提供の前に、まず最初に先進国とワクチン製造者から、貧国が手が届く価格でワクチンを入手することの保証を要求している。

*衝撃的なニュースから1日経っても、インドネシア国内のメディアは、ウェブ上で見渡す限り沈黙を守っている。この記事のニュースもインドネシア語であるが、オーストラリア国内のインドネシア人向けの報道である。試しに「Siti Fadilah Supari」でGoogleで過去24時間のニュースを検索すると、このリンクのように、世界中のメディアがこのニュースを取り上げているが、これをインドネシア語で絞り込むと、このようになり、関連ニュースがほとんど無いことがわかる。いったいどうなってしまうのか。国内メディアが、感染疑いの発表を続けるだけになってしまうのか。あるいは、それも無くなってしまうのだろうか。一部の関係者だけしか、正しい情報を知り得なくなってしまうかもしれないと考えると、恐ろしいことである。

0 件のコメント: