2008年6月6日金曜日

大変なことに。やはりそういうことだったのか

本件、国内の報道では、まだ見かけないが、非常に重要な内容だと考え転載させていただくことにした。
以下、小樽保健所の外岡先生のサイト、鳥及び新型インフルエンザ海外直近情報集の本日の記事から転載させていただく。

Indonesia Stops Announcing Human Bird Flu Deaths on Case-by-Case Basis Voice of America (米国) インドネシア、鳥インフル死者の即刻公表を中止に
 インドネシア保健相は、鳥インフル事例の公表方法を変更すると発表し、今後、人の死亡事例が発生しても、即時発表は控えることに決定したと語った。

 シチ・ファディラ・スパリ保健相は5日、インドネシアは今後鳥インフル死者の発表を、2,3ヶ月ごとにまとめて、多分数例づつ発表すると語った。同女史は、死者が出たときに即刻公表することが、インドネシアにとって何らメリットは無いことを示唆した。
 WHOはインドネシアで少なくとも108人が死亡していることを確認している。世界では241人の死亡が確認されている。

 インドネシア保健相は、同国の鳥インフル対策で、論争を巻き起こす姿勢をとり続けてきた。
 同女史は昨年、WHOを主とした国際的保健研究者達へのウイルス提供を停止し、自分たちの利益のためにウイルスを利用しない団体とだけ、ウイルスを共有すると発表した。
 スパリ女史は、インドネシアのような途上国には高価で購入できないようなワクチンを製薬会社が製造していることに懸念を表した後、インドネシアの政策を変えた。
 WHOは、検体提供は各国の自由意志であるが、各国からのウイルスを研究者達が分析することで、ウイルスの変異過程を追跡することが出来ていると説明している。
 科学者達は、ウイルスが人に感染しやすくなり、世界的パンデミックを生じることを懸念しているため、ワクチン開発が望まれている。

 現在、ほとんどの人発病事例は発病、または死亡した鳥との直接的接触が原因となっている。.
Indonesia changes policy on reporting bird flu deaths Reuters (国際) インドネシア、鳥インフル死者発表の方針を変更

また、外岡先生が、管理人の徒然日記でも本件について書かれている。
こちらは、是非、直接見ていただきたい

こういうことが起きているのではと心配していたが、非常にまずい事態だと思う。あるいは、マスコミに対する圧力のような事も本当に起きているのではと勘ぐってしまう。インドネシアの多くの日系企業は、フェーズ4の予兆によって、行動を起こすべく、計画を立てている。この行動計画の大幅な修正を迫られる事態だと考えざるをえない。

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